コロナ禍 農的視点からの一考察・その13
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みのり農場 麻生 茂幸     
http://www.minori-karatsu.com/about/

〇 木・竹酢の活用

一方炭を作る際の排出煙を冷やして出来たのが、木・竹酢です。その活用法が いろいろと研究されてきたのも近年のことなのです。

自然農法や有機農法を志 して、まだ耕作地が熟成していない場合は、まだまだ病虫害の被害も受けやすい もの。

そんな中で木・竹酢はその強酸性とミネラルの豊富さで様々な活用がなさ れてきました。

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その独特のにおいも忌避効果があり、色んな農薬との混用も可能なのです。

しかも水の分子を小さくして浸透性も高まるので、通常の農薬を半減可能な添加 剤ともなります。そのミネラルの多さから土壌改良効果も、さらには炭に一定濃度で吸着させて畜産の飼料添加物としても用いられているのです。

〇 野菜の病気に塩と木・竹酢の驚くべき効果

塩と木・竹酢の混合で、実に興味深い事例があります。

みのり農場では鶏糞堆肥と不耕起で20aほどの野菜を栽培しています。

ほとんど無農薬なのですが、中には収穫まじかでみるみるうちに病気にかかることもあるのです。
一般的にも産地をも揺るがす病気として玉ねぎのベト病があります。

玉ねぎは一見病気に罹り難い野菜のように見られていますが、産地となれば農薬の散 布回数も多くなります。

それでも暖冬で雨の多い年ともなればべと病などが大 発生し、産地が壊滅的な被害を被ることも報道で知られる通りです。

みのり農場でも例外ではなく、それでも無農薬にこだわり様々な実験を試み て来ました。

そんな中で実に驚くべき効果が見えてきたのです。本来病気に罹る ことは、栽培する土壌の何らかの不具合からバランスが壊れ発病すると私達は 捉えています。

しかし、一般的には高温多湿な条件がべと病を誘発するので徹底した防除が 繰り返されるのです。

それでも完治することが出来ない年もあるのです。今年も また一部が発病してどこも農薬の散布を増やしています。

みのり農場の玉ねぎも葉先が枯れたり、根本まで枯れているのも出ているのです。

このまま何らかの手当を施さなければ間違いなく全滅してしまう状態だったのです。

5aの自給的な規模なので、みのり農場では思い切った対策を講じています。

塩と竹酢それぞれ500倍をたっぷりと散布するのです。

一回で不十分であれ ば更に追加します。

驚くことに病気が止まったばかりか、枯れかかっていた葉先が下からの生育 で段々と小さくなっているのです。