スーパーゼネコン5社の売上高は、これまでアベノミクスの大公共投資、東京五輪用施設建設、東京などの大都市大再開発によりに順調に推移してきたが、建築の受注残が5社(単体)合計で前年比▲5千億円減少するなど、2020年3月期がピークの可能性が高くなってきた。ただ、安倍政権が大好きな新コロナ対策予算で、全国津々浦々に大公共投資がなされるものと見られ、新コロナ特別予算の配分を見る必要がある(すでに大洪水対策工事が浮上している)。
営業利益率も2018年3月期の5社平均8.7%から19年期は7.7%、20年期は7.5%とピークアウトしたようだ。
スーパーゼネコンがあまり儲けすぎの建築工事にあり、工事価格が高くなり、分譲マンション価格も高くなり過ぎ、売れなればマンションの建築現場が減ることになる。
政府負債の空前の増加によるアベノミクス=土建経済が続いている。新コロナでさらに政府負債は急膨張する。
東京五輪はどうなるのだろうか。夢洲万博は問題ないことから今後、東京から大阪へ景気が移る可能性もある。