同社は長年パジェロを生産してきた子会社工場を閉鎖すると発表している。ダカールラリーなどに参戦し一世を風靡したパジェロは、経営陣とデザイン開発スタッフの失策により、パジェロ伝説は過去のものになってしまっている。日産のスカイラインと似た現象ともいえる。
同社はそうした閉鎖などに伴う生産体制の再編に基づき、連結子会社の生産用資産については、資産グループを他の生産用資産から区分し、帳簿価額を回収可能額まで減額。当該減損損失は、事業構造改革費用として計上している。当該事象の発生により、2020年6月期の連結決算において、減損損失▲115,916百万円は特別損失の「減損損失」に▲107,488百万円及び「事業構造改革費用」の内数として8,428百万円として計上している。
三菱自動車は数々の不正にさいなまれ、こん日があるが、最後の燃費不正、その前に、経営陣は開発が遅れているとして開発部長ら2人を首にした。開発現場も知らない経営陣が、株主の顔色ばかり気にして経営するサラリーマン経営者に成り下がり、その結果、燃費不正が発覚した。
三菱の製造業全体にいえることだが、聖域なき削減を開発部隊まで行い、技術陣が総崩れ、三菱重工では巨大コンテナ船の2つ折れ沈没事件、客船建造の大失敗、いつになっても飛ばない飛行機など目に余るものがある。三菱電機も品質不正、サイバー攻撃で技術情報流出など問題を抱えている。
経営陣は全員お祓いが必要だ。