アイコン 気象庁が長崎・佐賀・福岡に大雨特別警報 警戒最大の5発令

Posted:[ 2020年7月 6日 ]

今日の雨は昨日から降り続いており、北部九州豪雨と同じような長崎-佐賀南部-福岡中部にかけ、線状降水帯が形成されており、時たま雷も鳴っており、豪雨となっている。河川の氾濫や度所崩れに厳重な警戒が必要だ。筑後川は特に支流が交差する付近では以前から洪水が発生しており、付近の住民は早期の避難が必要だ。

気象庁は、午後4時30分、長崎県と佐賀県、それに福岡県に大雨の特別警報を発表した。5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報で最大級の警戒が必要。
九州北部には活発な雨雲が次々と流れ込み、数年前にもあったが、数十年に一度のこれまで経験したことのないような大雨となっていて、土砂崩れや浸水などによる重大な災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況となっている。
気象庁は、周囲の状況を確認し、避難場所までの移動が危険な場合には近くの頑丈な建物に移動したり、外に出るのがすでに危険な場合は建物の2階以上で崖や斜面と反対側の部屋に移動したりするなど、少しでも命が助かる可能性が高い行動を取るよう呼びかけている。
気象庁によると、西日本から東日本に停滞する前線の影響で広い範囲で大気の状態が不安定になり、九州北部に発達した雨雲が次々に流れ込んでいる。



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気象庁のレーダーによる解析では、北部九州の長崎屋佐賀県では何ヶ所も1時間に約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられている。
これまでの雨で九州のすべての県と高知県、広島県、静岡県、長野県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域がある。
川の水位も上がり、福岡県、長崎県、佐賀県、大分県、鹿児島県、宮崎県、山口県では「氾濫危険水位」を超えている川がある。宮崎県では今朝、河川の氾濫も生じている。

今後の見通し
7日にかけて、前線の活動が活発な状態が続く見込みで、西日本から東北の広い範囲で激しい雨が降り、局地的には1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがある。
4日豪雨に襲われた熊本県でも7日の明け方にかけて、局地的に非常に激しい雨が降る見込み。

7朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽四国で300ミリ、
▽九州北部と近畿、東海で250ミリ、
▽関東甲信で200ミリ、
▽九州南部と中国地方、北陸で180ミリ、
▽東北で100ミリ
が予想されている。

また、8日朝までの48時間の雨量は
▽東海で350ミリから450ミリ、
▽四国と近畿で300ミリから400ミリ、
▽九州北部で250ミリから350ミリ、
▽九州南部と北陸、関東甲信で200ミリから300ミリ、
▽中国地方で180ミリから250ミリ、
▽東北で100ミリから200ミリ
が予想されている。

梅雨前線は、8日水曜日以降も本州付近に停滞するため広い範囲で大雨が続くおそれがある。
4日、豪雨に襲われた熊本県の被災地やけさ記録的な大雨となった九州南部などでも、地盤が緩み、川の堤防が傷んだ場所があるなど災害の危険性が非常に高い状態になっている。

気象庁は、広い範囲で土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒するよう呼びかけている。

↓7月6日16時40分現在の雨雲レーダー

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