アパレル大手のワールドは5日、今年度中に国内の358店舗(全店舗数は2246店舗)を閉店すると発表した。
新コロナの感染拡大を受け、売上高が激減し収益が一段と悪化していることによるもの。200人程度の希望退職者も募る。構造改革を進め、収益改善を急ぐ。
新コロナの収束が見通せず、同社は採算の悪いブランドの廃止に加え、店舗・人員の整理が必要と判断した。
収益改善が見込めない、若い世代向けの「アクアガール」や「オゾック」など五ブランドについて販売を終了する。このほかのブランドについても絞り込んでいくという。
ブランド廃止や収益性の低い店舗の整理などで計358店を閉店する。
9月には40歳以上の社員を対象に、約200人の希望退職者を募集する。
鈴木信輝社長らの役員報酬を月額で最大30%減額し、2021年3月期の賞与は支給しない。
4~7月の売上高は前年同期間比58.9%だが、店舗売上高は50.3%半減、eコマースは好調で138.7%となっている。