18日のNY為替市場では、アメリカ経済の先行きに対する警戒感から、ドル売り円買いが進み、円相場は大きく値上がった。
円相場は、18日の米国市場で、前日比1円以上値上がりし、円高ドル安の1ドル=105円43銭となった。
ユーロに対しては、17日と比べて42銭円高ユーロ安の1ユーロ=125円79銭だった。
市場関係者は17日に発表されたニューヨークの製造業の景況感を示す指数が、市場の予想を下回ったことをきっかけに、アメリカの景気の先行きに対する警戒感が高まっている。
加えて中国の通信機器大手ファーウェイに対する制裁をめぐり、米中の関係悪化を懸念している投資家も多く、ドルを売る動きが強まったとみている。
一方で、新コロナによる金利低下と金融緩和により、金余り現象の投資市場に対する影響は大きく、NYダウ平均は、トランプ政権の経済政策を好感して上がり続け、18日は▲66ドル安になったものの27,778.07ドルと空前の高水準にある。