アイコン 現代の絶好調のSUV「パリセード」ニンニク臭い 以前はイカ臭い

Posted:[ 2020年9月13日 ]

韓国のカー情報誌カー・ガイによると、米国で好調な売れ行きの現代自動車の大型SUV「パリセード」に「悪臭がする」との苦情が相次いでいるという。
記事によると、「パリセード」は今年1~8月、北米で5万2086台を売り上げ、北米の大型SUV販売数で13位に入り、昨年の22位から大幅に上昇したという。
ところが、最近、米国の購入者から「車内からニンニクや腐った野菜の臭いがする」という不満が相次いで寄せられているという。
これを受け現代自動車は8月27日に「悪臭問題について現在調査中」との立場を発表した。
悪臭は、気温の高い日によりきつくなり、ほとんどがヘッドレストとシートの連結部分から発生している。一部の購入者は「ヘッドレストとシートを交換したが、状況は変わらない」と主張しているという。
原因は、まだ明らかになっていないが、記事は悪臭の代表的な2つの原因として「ナッパレザーが熱を受けて変形した際に出る臭い」と「防炎剤の臭い」を挙げている。専門家らは、「防炎剤の使用過多」を指摘している。
生産過程でシートに防炎剤を必要以上に塗ると高温で化学変化が発生させ、腐った臭いが発生することがあるのだという。
現代自動車は過去にも、「サンタフェ」と「アクセント」のシートから「イカの臭いがする」との苦情が相次ぎ、物議を醸したことがある。
以上、

納品したシートメーカーは大変だろう。



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米Cars.comは、「気温32度を超えたあたりから異臭が出始めたと伝えている。加えてこの異臭については、韓国らしくニンニク臭とされているが「鋭く化学的で刺激的な不快な臭い」だとしている。ただ、異臭の発生源はわからないとしている。

現代は、BMWやaudi、ランボルギーニなど主に欧州車のカーデザイナーや技術者を引っこ抜き、昨年あたりからその成果が出、米国などで高い品質性能評価を受けている。しかし、あくまで、初期品質、その後、いろいろな問題を相変わらず発生させている。
今回のニンニク臭ではリコールするのだろうか。大変な作業と費用がかかるだろう。

米国では、2018年6~9月にかけ発生した現代・起亜車の100台以上の火災事故がある。
2019年2月28日、米国の運輸省道路交通安全局( NHTSA)は、現代・起亜車が、一定条件下でオイルが漏れ、エンジン火災を引き起こすリスクがあるとして対象車約50万台をリコールさせた。
2020年7月16日には、現代が車両の欠陥により米国で販売した27万2000台をリコールすると発表した。リコール対象車は2011〜2012年のエラントラ、ソナタと2012年のアクセント、ヴェロスター、ハッチバックで、「運転席側の計器盤のソケットが過熱されて火災になる恐れ」があるという。「空気を注入するエアコンプレッサーがソケットに長時間差し込まれているときに問題が発生」するという。

2020年9月4日には、起亜と現代は、オプチィマやソレントなど59万1,575台が、ブレーキオイル漏れにより引火の可能性があるとしてリコールを発表している。

また、米当局は、シータ2GDiエンジン問題(「シータ2エンジン」、「トレーリングアーム」、「DPF損傷」の可能性)で、現代が2015年に47万台リコール)と2017年に現代57万2千台+起亜61万8千台のリコールをしたが、それ自体が適切だったかどうかも調査している。
(シータ2エンジン問題では、エンジン不良のため振動での安全走行問題のほか、焼着問題など火災事故に至る各種問題を抱えていたことが後に発覚している。)

韓国では2016年8~10月にかけ、現代自動車のキム・グァンホ前自動車部長が、現代自動車のリコール隠し32件を内部告発、米当局と韓国当局に対して通知している。
2017年3月、内部告発を受け当局が独自調査し、計24万台のリコール要請を現代に対して行ったが、現代はこれを拒否、当局は怒り現代に対して同年5月、強制リコールを命じるとともに現代を刑事告発している。
(それほど、リコールを簡単にはしない現代車経営陣の姿勢がある)

当火災問題を2018年9月に取り上げた米団体CASによると、リコール対象車両は約300万台に達すると予告していた。
当車両火災で死亡者も出ているが、裁判では、被害者側は車両不備を立証できず、現代は所有者の整備不良などの過失を主張し、現代が勝利(地裁)していた。
結局、原因が、火災原因がNHTSAにより証明されたのか、現代は知っていて知らぬ振りしたのかは不明。
なお、韓国ではディーゼルエンジン車がまだ多く走行してものの、日本の5倍、約6000台の車両火災事故が発生している。両国の車両保有台数からすれば10倍の差となる。
韓国では意外と火災は日常茶飯事発生していることになる。
2018年夏に韓国で生じたBMWの40台超の火災では、BMWを目の敵にして韓国のマスコミが大問題としたが、韓国勢車の火災問題には一切触れなかった。当時、飛び火しないように現代車から特別の広告費用がもたらされていたと見られる。

 

 


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