昨年7月の韓国国会で、姜氏は「安倍政権は稚拙だ。政治の論理を経済問題に拡大させた」としながらも、「わが政府も原則と大義名分に執着し、時期を逃してしまった部分がある」と指摘した。
さらに「これが昨年12月(レーダー照射事件?)から続いてきたではないか。だとすれば原則と大義名分だけを主張するのではなく、政治的に解決していくべきだったのに、被害者団体と話し合って意見を集約している間に時期が過ぎてしまった」
「私はどうにかして多くの日本人たちに『韓国政府も、韓国国会も、一生懸命に日韓関係改善のために努力している』このメッセージを伝えようとしている」と発言していた。
姜氏は日本の東京大学で東洋史学の修士・博士学位を取得し、学校で長期にわたり日本について研究した歴史学者。培材大日本学科の教授、日本の東京大文学部の客員研究員を務めた。第17代国会から連続で4選を果たし、議政活動期間には(韓国側の)日韓議員連盟の幹事長と会長を歴任した。現在は韓日議員連盟の名誉会長を務めている。