ソニーは10日、米アニメ配信会社クランチロールを約1200億円で買収すると発表した。米ウォルト・ディズニーなどコンテンツの雄である映画勢は昨年以降、相次ぎサービスを開始。米ネットフリックスなど先行するプラットフォーマーと、急成長する配信サービスの主導権を巡る争いが激化している。
ソニーは音楽や映画で有力なコンテンツを抱えるが、顧客に届ける配信プラットフォームでは海外大手に牙城を築かれた。
今回の買収は、固定ファンが多いアニメでの強みを武器に、エンターテインメント全体の顧客基盤を強固にする狙いがある。