SBI 、「新生銀行」に対してTOB炸裂 寝耳に水 1株2,000円 9日1,440円
SBIホールディングスは、「新生銀行」に対し、TOB=株式の公開買付を9月10日~10月25日まで行うと発表した。約1100億円を投じて最大で48%まで株式を取得する。1株あたり2000円で買い取る。ただ、50%を超えた場合は市場で50%未満になるよう処分する。50%以上になるとあらゆる免から面倒くさい国の認可が必要。
同社は実質傘下に納めることで、金融事業の強化をはかるねらいがある。これまでにも多くの地銀と業務提携してきている。
SBI-HDは現在、新生銀行の株式の20.32%を所有している。
を持つ筆頭株主、今回のTOBで最大48%まで株式を買い増す。
SBIとしては、新生銀行との協業を強め、顧客基盤の拡大や収益力の強化につなげ「総合金融グループ」を目指す。
また、新生銀行の役員の全部または一部を交代させ、最適な役員体制を実現するとしている。
SBIは、新生銀行の経営陣がTOBに反対する場合は、敵対的TOBになってもTOBを行う。
新生銀行は、前身の元々超一流銀行であった日本長期信用銀行が頭取らの頭がバブル時にバブル化し、バブル破裂で2.1兆円の負債を抱え経営破綻した承継会社、1998年と2000年に合わせて3700億円の公的資金が投入され今も国が大株主。
以上、
一時、野村證券の最有力トップ候補でもあった北尾氏の強引殺法はいまだ顕在のようだ。
スクロール→
新生銀行 |
|||
連結/百万円 |
19/3期 |
20/3期 |
21/3期 |
営業収益 |
372,243 |
399,503 |
374,247 |
経常利益 |
55,397 |
51,036 |
44,398 |
当期利益 |
52,319 |
45,575 |
45,109 |
総資産 |
9,571,172 |
10,226,571 |
10,740,174 |
自己資本 |
892,045 |
902,996 |
922,293 |
資本金 |
512,204 |
512,204 |
512,204 |
自己資本率 |
9.30% |
8.80% |
8.60% |
9/9日の終値1440円、 時価総額3,730億10百万円 発行済み株式数:259,034,689株 |
↓新生銀行、主要株主構成
スクロール→
新生銀行の大株主 2021年3月31日現在 |
||
株主名 |
所有株式数/千株 |
割合(%) |
SBIホールディングス |
42,737 |
20.325 |
預金保険機構(国) |
26,912 |
12.5 |
整理回収機構(国 |
20,000 |
9.28 |
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) |
14,511 |
6.74 |
SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT |
7,606 |
3.53 |
日本カストディ銀行(信託口) |
7,262 |
3.37 |
BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC |
3,011 |
1.39 |
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 |
2,819 |
1.3 |
MSCO CUSTOMER SECURITIES |
2,543 |
1.18 |
STATE STREET BANKWEST CLIENT – TREATY 505234 |
2,479 |
1.15 |
計 |
129,885 |
60.33 |