2020年の首都圏の分譲マンションの販売状況は、新コロナの感染拡大により、大きく販売戸数が減少した。販売を遅滞させたり、建設テンポを遅くしたり、着工を見合わせたりした物件も生じている。今年も猛威を振るっているが、2月下旬より待望のワクチン接種も始まり、集団免疫を構成する6~7割に達する10月前後には収束に向かうが、それまでに新規感染者数は大幅な減少傾向に入ると見られ、夏までには経済は回復してくるものと見られる(但し、ワクチンが効きにくい変異種が出現しての感染拡大や、ワクチンの供給量が年末に集中すればその限りではない)。
分譲マンションも20年に大きく落ち込んだ反動により、販売戸数は大幅に伸びると予測されている。