韓国陸軍によると、別名「斬首部隊」とも呼ばれる韓国陸軍第13特殊任務旅団の部隊は昨年12月、特殊作戦用の超小型無人機(UAV)で、オペレーター育成のため飛行訓練を行っていたところ1機を紛失した。昨年6月に1億5000万ウォンを投じて4機(1機当たり3750万ウォン/0.1円)を配備してから、わずか6ヶ月後だった。
韓国軍は3日間、約500人を投入して捜索を行ったが、見つけ出すことはできなかった(機体より日当の方が高くついている)。
紛失した無人機は、ノルウェーのFLIR社の「ブラック・ホーネット」。
米陸軍が運用している最新型の場合、全長は17センチ、重さは33グラムで、ポケットに入れて携帯することも可能。最大で高度2000メートルを30分間、ほとんど無音で飛行し、赤外線カメラで敵陣を探ることができる。米英など世界およそ30ヶ国で運用中。
韓国陸軍の関係者は「無人機のサイズがあまりに小さい上、通信半径内で突然消えたせいで、結局見つけ出すことができなかった」とし、陸軍と特殊戦司令部は「原因不明の紛失」と結論付けた。
第13旅団は昨年4月、京畿道広州にある特殊戦学校の訓練場で降下訓練中にK1小銃1丁を紛失したこともあった。当時、訓練場一帯に非常線を張って大規模な捜索を行ったが、ついに見つけ出すことはできなかった。