国交省は、今年4月17日に東京 八王子市のアパートで階段の一部が崩れ落ちて、住人の女性が死亡した事故で、工事を行った神奈川県の建設会社「則武地所」が手がけた166ヶ所を現地調査、うち少なくとも4ヶ所は劣化が進み危険な状態にあるということがわかった。
このため国交省は自治体を通じて、オーナーに対し、階段を支える仮設の柱を設置するなどの緊急の対策をとるよう求めた。
問題の八王子市のアパートでは、階段の一部が崩れ落ちて住人の58歳の女性が転落死した事故では、踊り場に防腐処理加工がなされていない木材が使われ、その上にモルタルをじか塗っているため、階段との接続部分の木材が腐食していたことが分かっている。
以上、
17日のテレ朝の報道によると、則武地所の代理人弁護士は、東京都内と神奈川県内で則武地所が建てた集合住宅を点検したところ、57の物件で外階段が腐食するなどして劣化していることが確認された。このため、物件の所有者に対し、詳細な調査や修理を求める文書を出したという。
しかし、則武地所が自己破産の申請をしたため、会社としてこれ以上の対応は難しいという。