国交省が30日発表した5月の新設住宅着工は、持家,貸家及び分譲住宅が増加したため,全体で前年同月比9.9%増となった。
また,季節調整済年率換算値では前月比0.9%の減少となった。
1.総戸数
○新設住宅着工戸数は前年同月比9.9%増の70,178戸、3ヶ月連続増。 ○新設住宅着工床面積は同比12.6%増の5,852千㎡、2ヶ月連続増。
○季節調整済年率換算値では前月比▲0.9%減の87.5万戸で、5ヶ月ぶりに減少した。
2.利用関係別戸数
(1)持家=注文住宅
持家は前年同月比16.2%増の22,887戸で、7ヶ月連続増加
(2)貸家=貸家+アパート+賃貸マンション
○貸家は同比4.3%増の25,074戸で3ヶ月連続増
(3)分譲住宅○
分譲住宅は同比8.4%増の21,426戸で先月の減少から再び増加
うち分譲マンションは同比1.6%増の9,444戸で3ヶ月連続増
うち戸建分譲住宅は同比13.6%増の11,797戸で18ヶ月ぶりの増加
3.地域別戸数
○首都圏
総戸数は前年同月比14.0%増の25,801戸
持家は同19.9%増の5,032戸
貸家は同10.4%増の10,338戸
分譲住宅は同14.7%増の10,313戸
うち分譲マンションは同17.3%増の5,087戸
うち戸建分譲住宅は同10.5%増の5,058戸
中部圏
総戸数は前年同月比21.8%増の7,918戸
持家は同15.7%増の3,176戸
貸家は同37.3%増の2,600戸
分譲住宅は同15.1%増の2,129戸
うち分譲マンションは同17.3%増の712戸
うち戸建分譲住宅は同14.1%増の1,417戸
近畿圏
総戸数は前年同月比1.3%増の10,264戸
持家は同22.4%増の2,833戸
貸家は同6.0%増の3,805戸
分譲住宅は同23.2%減の1,474戸
うち分譲マンションは同46.6%減の1,474戸
うち戸建分譲住宅は同21.1%増の1,747戸
その他地域
総戸数は前年同月比6.6%増の26,195戸
持家は同13.4%増の11,846戸
貸家は同9.4%減の8,331戸
分譲住宅は同22.0%増の5,754戸
うち分譲マンションは同37.0%増の2,171戸
うち戸建分譲住宅は同14.6%増の3,575戸
以上、
米国での木材先物価格は350ドル前後で動いていたものが、昨年夏の米経済の回復と経済活動再開から、高騰しだし、5月10日には5倍も上昇し、その後急激に価格は落ちているものの、まだそれまでの価格の倍以上になっている。それに船賃価格も世界の荷動きが活発になり暴騰している。住宅会社によっては損きり建築に至っているところもあるという。
米材は主に集成材になっており、現在の日本家屋の躯体材に使用され手織り必需品、南洋材は主に合板に使用されている。シベリア産など北国の針葉樹の合板もあるが節目が多く安価。