アイコン 2021年間の首都圏分譲マンションの販売状況23.5%増加 価格バブルをやっと超える


不動産経済研究所が発表した2021年の年間の首都圏 新築分譲マンションの販売状況は次のとおりとなっている。

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・調査対象地域:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県
◎発売3万3,636戸。前年比23.5%増で2年ぶりの3万戸台。
◎平均価格6260万円、m2単価93.6万円。いずれも過去最高値更新。
◎初月契約率は73.3%、2015年来6年ぶりに70%突破。
◎2022年は3万4,000戸の見込み、春商戦から注目の大型物件が始動。

1.発売戸数
・発売3万3,636戸、前年は2万7,228戸で23.5%増。過去最多は2000年の9万5,635戸。
・エリア別の内訳は
東京23区は1万3,290戸でシェアは39.5%、
東京都下は2,921戸で同8.7%、
神奈川県は8,609戸で同25.6%、
埼玉県は4,451戸で13.2%、
千葉県は4,265戸で13.0%。

2、契約率
・初月契約率は73.3%、前年は66.0%で7.3ポイントアップ。2015年来6年ぶり70%台。

3、エリア別契約率は
東京23区は72.5%で前年より6.3ポイントアップ、
東京都下は74.8%で同25.2Pアップ、
神奈川県は71.8%で同1.8Pアップ、
埼玉県は70.6%で同9.4Pアップ、
千葉県は80.3%で3.4Pアップ。
・累積契約率は88.1%、前年同期の78.5%と比べると9.6Pアップ。

4、平均価格・m2単価
・戸当り平均価格は6,260万円、1m2当り単価は93.6万円。
・前年比では平均価格は177万円、率にして2.9%アップ、m2単価は1.1万円、率にして1.2%アップ。
・平均価格は3年連続、m2単価は9年連続してアップした。
・平均価格、m2単価ともにバブル時代の1990年の6,123万円、93.4万円を上回って過去最高値を更新した。
5、エリア別平均価格・m2単価は、
東京23区の平均販売価格は前年比7.5%アップの8,293万円/㎡単価は前年比2.5%アップの128.2万円、
東京都下は同7.3%ダウンの5,061万/8.0%ダウンの74.1万円、
神奈川県は3.1%ダウンの5,270万円/4.6%ダウンの78.0万円、
埼玉県は5.2%アップの4,801万円/6.0%アップの70.7万円、
千葉県は1.4%ダウンの4,314万円/0.8%アップの61.6万円。

6、販売在庫数
・6,848戸、20年12月末は8,905戸で2,057戸少ない。

7、2021年の特徴
・発売戸数は2年ぶりの3万戸突破、2019年の3万1,238戸も上回った。

8、2022年の販売戸数の見込み数は3万4,000戸
以上、

1990年当時はバブル時代、企業の景気も就業者の報酬も増加一方で、お金が循環して好況のスパイラルに至っていた。しかし、当時アメリカは不景気のどん底、強力な通商圧力によりバブルは崩壊させられた。マンション平均販売価格を更新するのは31年間もかかり、この間国の借金は1000兆円あまり増加している。
現在の一般サラリーマンの報酬は政治によりフリーズ化され、持てる者の富だけがさらに増加、そうした持てる層を対象にした億ションはすぐ売れる時代になっている。
ただ、日本の人口は今後10年単位で大幅に減少してくる。

 

[ 2022年1月26日 ]

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