韓国は11月よりWithコロナによる規制緩和を打ち出しているが、気分が先行したのか先日より感染者が増加している。
規制緩和を検討した時期は1000人を切るような感染者の減少にあったが、18日から規制を一部緩和した影響からか、このところ再び増加している。
ワクチン接種の完了率は、10月28日発表では人口の72.0%、18歳以上に限れば83.7%という高い接種完了率になり、すでに日本より高くなっているが、その効果が感染者数に影響を与えていないような感染数となっている。
韓国の場合、規制違反者に対しては罰則規定もあり、国民の多くは規制を遵守しているが、日本との違いは、飲食店の営業時間が日本より2時間遅い午後10時まで、酒類の提供ができる違いがある。韓国では19日には1073人まで減少し、ワクチン接種も進みそのまま3桁台に入ると見られたが、4桁を切ることなく28日には2千人台を突破してしまった。
来春の大統領選に向けた各党の候補者選挙が影響しているのか、20日のゼネストが影響にしているのか、政府のWithコロナ告知により個々の防疫のタガが緩くなったのか・・・。
個々の防疫力を高めるには、日本のようにメディアが感染治癒後の後遺症問題の詳細を大きく取り上げることも有効かもしれない。ワクチン効果や治療薬により感染者に対する死亡率は大幅に低下しているが0になっているわけではない。韓№1記事ばかりでは心理的に新コロナに対する防疫面からは逆効果ではないだろうか。
韓国当局は28日の感染者数に、11月1日からWithコロナ政策を執行できるか難しい選択を迫られる。
日本は10月7日から3ケタ台が続き、10月17日からは500人未満が続き、発生件数0の県も再び多くなってきている。陽性率から見ても大幅な減少を裏付けている。
日本は10月1日に国としての規制を全面解除したものの、都道府県レベルでは徐々に規制を緩和しており、これも個々人の防疫対策に有効に作用したものと見られる。
スクロール→
韓国
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日
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月
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火
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水
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木
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金
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土
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9/19週
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1,909
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1,605
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1,727
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1,720
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1,716
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2,430
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3,273
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9/26週
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2,770
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2,381
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2,289
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2,883
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2,564
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2,484
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2,247
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10/3週
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2,085
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1,672
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1,575
|
2,027
|
2,421
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2,176
|
1,949
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10/10週
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1,594
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1,297
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1,342
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1,584
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1,937
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1,682
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1,618
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10/17週
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1,418
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1,049
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1,073
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1,571
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1,441
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1,439
|
1,508
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10/24週
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1,422
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1,190
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1,265
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1,952
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2,111
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