アイコン 隣国大統領3泊4日、UAE側 首脳会談突然キャンセル

Posted:[ 2022年1月19日 ]

中東を歴訪中の隣国大統領は、アラブ首長国連邦(UAE)でムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子との首脳会談が「理由も告げられず」突然キャンセルされた。
隣国大統領府の関係者は16日、「皇太子が予測できなかった避けられない事情で出席できなくなった」、「UAE側から丁重に了解を求めてきた」と説明した。
首長国の連邦国家であるUAEでは、ムハンマド皇太子が実質的な国家首班の役割を務めている。

隣国大統領の一行は14日UAEに到着、異例にもドバイだけに3泊4日間滞在し、ご一行様は18日にサウジ入りした。
今回の首脳会談キャンセルに、大統領府とUAEは、どちらも「外交問題」としているが、具体的な理由は明らかにされていない。

隣国大統領は17日、ムハンマド・アブダビ皇太子が主催する「アブダビ持続可能性週間開幕式」および「ザーイド賞授賞式」に出席した後、皇太子と首脳会談を行う計画だった。
当初、隣国大統領府は「皇太子と昼食会あるいは晩さん会が行われる可能性もある」、「両国の協力関係をより一層実質的かつ未来志向的に拡大・深化させていく方策について協議が行われる予定」と説明していた。



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ところが、持続可能性週間開幕式などは、ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥームUAE首相兼ドバイ首長主催に変更され、両国の首脳会談と昼食会・夕食会も行われなかった。
UAE側は「予想外の緊急な事情」として理解を求めたという。

コロナの感染状況の悪化、イエメンの武装組織フーシ派によるアブダビ周辺へのドローン攻撃と関連があるとの推測も出ているが、隣国大統領府は「UAE側は、正確な理由を明らかにしなかった」とコメントしている。
(報道では、17日の会談予定等一連の行事へのムハンマド皇太子の参加を16日にUAE側はキャンセルしており、ドローン攻撃は17日で整合性がとれない)

UAEに対し隣国製迎撃ミサイル「天弓Ⅱ」システムの輸出が決まった成果を出したにもかかわらず首脳に会えなかったことから、「理解しがたい」との批判も出ている。

「天弓Ⅱ」システムの輸出は、隣国の防衛産業史上では最高額となる35億ドル(約4兆ウォン、約3800億円)規模。

 隣国大統領は前回となる4年前のUAE訪問では現地に隣国から派兵されているUAE原発守護のアーク部隊を激励したが、今回は鄭義溶外交部長官が激励した。
前回の訪問では、隣国大統領はUAE首脳に対して、アーク部隊の撤退をほのめかし、UAE側を激怒させ、維持することで関係修復した経緯がある。最低50年間、2010年の建設準備段階から原発の警備を隣国軍が無償で当たっている。

隣国製迎撃ミサイルにしても実戦配備され使用されたことはなく、首脳間でよく行われるリップサービスの契約かもしれない。UAEが配備する米製兵器システムとの統合技術もない。
米トランプ前大統領が、隣国や日本と交わした膨大な武器購入契約、実際に納品されるまでわからないような契約かもしれない。
 以上、隣国紙参照

隣国でも新コロナが感染拡大し医療パニックが生じているなかで決定した中東歴訪。
現在の感染状況は12月18日からウィズコロナ策を中断し規制強化したことにより、感染者は半減し、重症者なども大幅に減少しているが、1月18日までの過去1週間でもまだ280人あまりが亡くなっており、ウィズコロナ策の余波は続いている。
歴訪する神経が・・らしい。

一方、UAEもオミクロン株が猛威を振るっている。
12月20日から急に1千人台の感染者が発生し出し、
12月30日からは2千人台に、
1月14日から3千人台の感染者の発生と増加し続けている。
人口は1007万人の国。
そうしたなかで記者や関係者を引き連れての歴訪。
また、お食事会が開催されなかったとして外野席が・・・。
歴訪で首脳会談が行われないとは、外交部やら大統領府やら船頭が多すぎ、事前調整失格ではないだろうか。
2017年12月の中国国賓訪問、一人食事、同行記者暴行事件まで発生して散々だった。

 


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