石油・天然ガス開発の最大手INPEX(国際石油開発帝石)は、今年3月から島根・山口県沖で石油・天然ガス商業化のための試掘調査を始めると発表した。
試掘地は、排他的経済水域(EEZ)境界線の内側の山口県から北方約150キロ、島根県から北西方向約130キロの地点で、水深は約240メートル。天然ガスは確認されているが、商業化が可能な埋蔵量かを検討する予定。
INPEXは2010年代初めから調査を続け、同地域に石油・天然ガスが埋蔵されていることは試掘により明らかになっている。商業生産規模の埋蔵量か確認作業にはいる。
事前調査によると日本国内の天然ガス消費量の1.2%に相当する93万トンの天然ガスを毎年生産できるとみている。
今回の調査は新潟県沖の岩船沖油ガス田で1990年に生産を開始して以来30年ぶりに新たにガス田開発を推進する。
当事業費は330億円、INPEXと経産省傘下の独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が半分ずつ出資する。
以上、報道参照