半導体の不足、東南アジアサプライチェーンの新コロナによる生産調整・部品調達難、ここに来て日本でも新コロナ・オミクロン株による部品調達難(サプライチェーン)、自動車生産工場のライン一時停止など、総体として自動車産業への新コロナの影響は計り知れないものになっている。
自動車産業は部品一つでも多くのサプライチェーンを抱え、東南アジアではデルタ株が尾をひくなか、再びオミクロン株が襲い感染者を増加させている。
日本も12月から追加接種を積極的に行っていたら、1月までに医療関係者などの優先接種者や高齢者の合計4000万人あまりは遅くとも1月までに全員追加接種を終えていた。昨年8月の接種回数は4100万回接種していた。
すでにPCR検査はパニック状態で、検査結果が出るまでに1週間以上かかっている(福岡)。厚労省が日々発表している1日のPCR検査能力は38万6千件あるが、数値だけで現場では機能していない。
抗原検査をしたところで、感染初期ではウイルス数が少なく捕捉できず感染していても院生となるケースが多い。医師が感染の有無を判断しなさいと政府はすでに述べているが、これまで事前対策もせず、まるで江戸時代のお上の通達のようだ。