東京カンテイは2月の3大都市圏の中古マンションの価格動向を発表した(70平方メートル換算)。
それによると、
2022年2月の首都圏中古マンション価格は、全域的な強含みや東京都での事例シェア拡大の影響から、前月比+0.2%の4,597万円と10ヶ月連続で上昇した。
都県別で見ると、
東京都では前年同月比12.8%上昇、前月比+0.6%上昇の6,156万円と20ヶ月連続で上昇、
神奈川県は、前年同月比15.6%上昇、前月比でも1.7%上昇して3,416万円
埼玉県ではさいたま市や川口市などで事例が増えた影響もあり、前年同月比で17.4%と大幅高、前月比でも+2.4%の2,798万円と水準が押し上がった。
千葉県は前年同月比10.6%上昇、前月比で+1.8%上昇して2,418万円、1%以上のプラスとなっている。
近畿圏平均は、大阪エリアが牽引する形で、前月比+0.6%の2,744万円と上昇し、昨年12月の水準を上回った。
大阪府では+0.8%の2,975万円と上昇、5ヶ月間に渡って前年同月比が二桁プラスの状態となっている。
一方、兵庫県では▲-0.1%安の2,353万円と僅かながら引き続き弱含んでおり、直近3ヶ月間では目立った値動きは見られない。
中部圏平均は前月比+0.1%の2,162万円、愛知県では+0.2%の2,278万円と僅かに強含んだが、前々月の水準を回復するまでには至っていない。
不動産価格と新築マンションの資材高騰もあり、新築マンション価格の上昇が牽引して、中古マンション価格も高騰している。
スクロール→
首都圏・3大都市圏の2月の中古マンション価格/70㎡換算
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東京カンテイ版
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22年2月/.万円
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経年
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前年同月比
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前月比
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東京都
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6,156
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26.8
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12.8%
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0.6%
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神奈川県
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3,416
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28.0
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15.6%
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1.7%
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埼玉県
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2,793
|
27.9
|
17.4%
|
2.4%
|
千葉県
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2,418
|
29.9
|
10.6%
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1.8%
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首都圏平均
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4,597
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27.6
|
18.1%
|
1.2%
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大阪府
|
2,975
|
28.7
|
10.0%
|
0.8%
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兵庫県
|
2,353
|
29.7
|
6.3%
|
-0.1%
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近畿圏平均
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2,744
|
28.6
|
9.0%
|
0.6%
|
愛知県
|
2,278
|
26.9
|
8.7%
|
0.2%
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