台湾ニュース社によると、3月18日にチのェコ共和国から到着した台湾人女性は、台湾でのCOVID-19オミクロンXEバリアントの最初の症例であると、中央流行疫情指揮センター(CECC)は土曜日(4月2日)に発表した。
新しい亜種は、以前のオミクロンウイルスよりも10%感染性が高いと説明されており、以前のBA.1バージョンとBA.2バージョンの変異ハイブリッドと見なされている。
(英保健当局はBA.2より10%感染力が強いとみている。BA2は既存のオミクロン株(BA1)より1.1から1.3倍感染力が強いとされている)
台湾の新株の最初の症例は、空港に到着したときに感染が確認され、遺伝子検査したところ、彼女は15の非常に感染性の高いCt値を記録したが、それ以外は無症候性だった。
CECCは、オミクロンXEが他の菌株よりも伝染性が高いことを確認する前に、さらに研究が必要であると述べた。
新亜種は1月に英国で最初に発見され、それ以来600件以上の症例が発見されている。
土曜日・2日に、CECCは2022年に過去最高の数の新しいCOVID症例を発表し、160件の国内感染者数と244件の入管検疫等帰国者の症例があったと報告した。
後者の合計は、4日間の墓掃除の休日の前夜に金曜日(4月1日)に多数の到着便が予定されていたため、非常に多かった。
CECCのチーフChenShih-chung(陳時中)は、2,500人以上の到着者のうち、186人が空港で陽性と判定されたと述べた。
到着した乗客の大規模なグループは、東南アジアから来ており、学生、ビジネスマン、帰国した台湾人が含まれていたが、移民労働者はそれほど多くはなかった。
以上、
世界保健機関(WHO)が3月29日発表した週間報告書で、XEは1月19日に英国で初めて発見され、その伝播力はBA.2に比べて約10%高いと知らされた。また別の混合型変異である“XD”と“XF”はデルタとオミクロン変異が組合わさった変異株。
また、別の混合型変異である“XD”と“XF”はデルタ変異株とオミクロン変異株が組合わさった変異株。
台湾ではすでに3日現在、39の学校が全体やクラスの閉鎖を実施しているという。
なお、台湾は帰国者や入国者が入管検査で陰性であっても待機=自主隔離期間が必要で違反した場合は100万円以上の罰金が科せられる。当初は入国禁止、その後は入国を少し緩和しているが、入国審査は厳しく、そうしたこともあって国民は日常生活がおくれている。それでも当局は今回のオミクロン株には神経を尖らせている。
台湾当局は、4月から1ヶ月間を予定して規制を強化した。外出ではマスク着用、店舗や公共施設での実名登録システムの実装(現場)も引き続き行うとしている。
事業の内容により細かく分類されており、公共機関も事業者も国民もそれに従うことになる。ただ、営業時間の規制などは行われない。
台湾当局は昨年5月、英国株の感染拡大まで感染者が少なく、ワクチン手配が遅れていたが、遅れて接種開始したものの急激に立ち上げ、追加接種率も日本の41.7%に対して49.8%とすでに高い(2国とも3/31現在)。
半導体のTSMCはオミクロン株の発生に1月からリモート業務遂行、工場の交替制を実行をしているが、台湾での感染者の増加にさらに強化するとし、4月2日から社内会議の禁止や来社や来工場は大きく制限されるか禁止されるとしている。
台湾はTSMCだけではなく半導体ファブレスメーカーからの世界一の受託生産国(ファンドリーメーカーの国)であり、感染が広がり生産に支障でも出れば、世界の半導体の需給に即刻問題が生じる。
以上、
スクロール→
台湾の感染者数推移/人口:2388万人
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台湾
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累計
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月
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日平均
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2021年4月
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1,121
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2021年5月
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8,494
|
7,373
|
238
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2021年6月
|
14,748
|
6,254
|
208
|
2021年7月
|
15,674
|
926
|
30
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2021年8月
|
15,995
|
321
|
10
|
2021年9月
|
16,223
|
228
|
8
|
2021年10月
|
16,412
|
189
|
6
|
2021年11月
|
16,601
|
189
|
6
|
2021年12月
|
17,029
|
428
|
14
|
2022年1月
|
18,790
|
1,761
|
57
|
2022年2月
|
20,489
|
1,699
|
61
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2022年3月
|
23,393
|
2,904
|
94
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直近実数
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3/31現在、追加接種律49.8%
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4/1日
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236
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4/2日
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403
|
4/3日
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280
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