アイコン 重症数に比べ死亡者が多いのはデルタ分類を用いていること


昨夏のデルタ株では医療機関がパニックを引き起こし、発症患者で病院が溢れたため、入院者数を減らすため、また、ICUの病床利用率を下げるため、分類を3段階から4段階(軽症・中等症1、中等症2、重症)に中等症を分け、軽症者は原則入院させないように、さらに中等症1も入院させないようにする重症度分類を行ったことによる。

身体的に重症化経路が異なるオミクロン株でも引き続き4段階を採用し、医師会も政府に便乗していることにある。
デルタ株までのコロナウイルスは肺を攻撃し、肺や脆弱な部分を攻撃していたが、オミクロン株は気管支を攻撃、そこから肺も含め体内の脆弱な部分に侵入し、攻撃し、死に至らしめている。感染者総体では肺の損傷はそれほどなくなっている。

当局は変異株で攻撃様が異なるにもかかわらず、酸素濃度だけを基準に96%未満93%までを中等症1(呼吸困難と肺炎がある)、中等症2(酸素投与が必要で高度な医療が必要)、自ら呼吸できず人工呼吸器が必要でICU入室。
そのため、重症患者は少ないにもかかわらず、死亡者が多発する減少が生じている。これでは適切な治療を受けられず亡くなる人たちが多い結果の数値として現れている。

 

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感染者数だけは早期にピークアウトしており、誰も問題視しないことから、政府も専門家も医師会も放置している。

また、現在でも病床逼迫を理由に、高齢者施設などでのクラスターでは、実際は重症であってもなかなか病院へは搬送せず、そのまま高齢者施設で亡くならせている。当然、正式見立てもないことから重症者にはカウントされない。

新コロナ以前3年間の平均の死亡者数と20年21年の死亡者数の比較からして「超過死亡者」は2年間で11万人と計算されている。それからして日本政府が発表する感染死亡者は昨年12月31日現在で感染累計死亡者数は18,393人、3月19日現在で27,045人となっている(厚労省発表値)。20年と21年の2年間で別途9万人あまりが感染死亡している可能性が高いと見られている。

肺の炎症より気管支の炎症で発症するオミクロン株、新コロナウイルスが変異を繰り返す中、肺のレントゲン写真一辺倒では、日本の医療現場もははや時代遅れになっている可能性すら高い。
免疫脆弱者や基礎疾患者に対して合併症を引き起こし死亡するケースが多くなっているという。特に心筋梗塞や脳梗塞などが注目されている。


スクロール→

日本の感染者推移

 

日平均

死亡者

日平均

1

2

20/

17

 

0

 

 

 

2

225

8

5

0

 

 

3

1,992

64

61

2

 

 

4

12,187

406

391

13

1

 

5

2,477

80

441

14

 

6

1,865

62

76

3

 

 

7

17,651

569

39

1

2

 

8

32,129

1,036

287

9

 

9

15,194

506

275

9

 

10

17,744

572

195

6

 

 

11

47,501

1,583

382

13

 

 

12

86,925

2,804

1,340

43

3

 

21/1

154,989

5,000

2,261

73

 

2

41,896

1,496

2,144

77

ワクチン開始

3

42,450

1,369

1,279

41

 

これまでに交代治療薬など6種投入

4

117,685

3,923

1,067

36

4/英国株

5

153,716

4,959

2,817

91

6

53,095

1,770

1,724

57

 

7

127,021

4,097

410

13

5波/デルタ株

8

567,767

18,315

874

28

9

210,699

7,023

1,584

53

10

17,246

556

615

20

 

11

4,470

149

93

3

 

12

6,577

212

32

1

 

追加接種

22/1

1,016,945

32,805

422

14

6/オミクロン株

メメルク・ファイザー等新治療薬投入

2

2,262,304

80,797

4,856

221

3/20

1,096,158

54,808

3,455

173

累計

6,108,925

 

27,125

 

 

 

・デルタ株の重症者ピーク9/4日の2,223人、オミクロン株では2/26日の1,507人、3/20日現在955人。

 

※オミクロン株はデルタ株に比較し、圧倒的に重症化率や致死率は低いが、感染力が強く、感染者の絶対数が多いため、死亡者数が多くなっている。重症者数が少ないのは中等症2を重症に入れるべきだろうが、重症者に対する致死率は極端に高くなっている。

 重症者の分類を非常に厳しくしたことと、重症と治療のポイントが肺のままであることにより、重傷者は少なく、死人は多いという現象をもたらしている。日本を真似たような分類を多くした隣国でもまったく同じ傾向が出ている。


スクロール→

デルタ株感染ピークと死亡ピークまでのオミクロン株比較

デルタ株

オミクロン株

2021

日平均

2022

日平均

8/2228

157,565

22,509

1/302/5

619,516

88,502

13,722

1,960

6,292

899

294

42

541

77

 

 

8/299/4

121,708

17,387

2/612

613,617

87,660

14,949

2,136

8,592

1,227

419

60

961

137

 

 

9/511

72,182

10,312

2/1319

576,803

82,400

15,180

2,169

10,037

1,434

434

62

1,452

207

 

 

合計

351,455

16,736

2/2026

472,410

67,487

43,851

2,088

10,449

1,493

1,147

55

1,640

234

 

 

 

 

 

合計

2,282,346

81,512

 

 

 

35,370

1,263

 

 

 

4,594

164

 

 

感染倍率(日平均)

1

4.870

死亡倍率(日平均)

1

3.003

感染重症化率

12.477%

感染重症化率

1.550%

感染者致死率

0.326%

感染者致死率

0.201%

重症者致死率

2.616%

重症者致死率

12.988%

 

[ 2022年3月22日 ]

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