アイコン 直近の重症病床使用数と死亡数の因果関係 重症病床を使わない地方

Posted:[ 2022年8月22日 ]

国立感染研の調査では、BA.5型に対する3回目接種、接種後14日~3ヶ月以内は65%、3ヶ月以降経過した人の有効率は54%と発表している。
しかし、3回目接種は1月から本格化しており、当調査機関である7月4日~31日に感染した人でも、4回目を接種していない4ヶ月を経過している人たちもおり、5ヶ月経過した人たちもいるはずだ。そうした人たちの有効率を発表しておらず、意図的な調査報告書としか言いようがない。

なぜなら、厚労省は3回目の接種基準を当初8ヶ月後からと主張し続け、後に政府から圧力を掛けられ6ヶ月後から接種を開始させた経緯がある。
脇田氏は厚労省と政府の板ばさみで双方の顔色ばかり見て、政治的な研究報告書を策定し続けている。もしくは官僚たちから文句で出ないよう後追い報告をなしている。

結果、今時、3週間にわたり世界第一位の感染者数を発生させている。米CDCと異なり、政府機関の国立感染研の独自性は0、感染研は特に脇田氏になり桃色吐息・ため息機関に化けている。

その脇田座長の厚労省専門家組織「アドバイザリーボード」は8月18日、「これまでの(死亡数は)最高値を超えてさらに増加することが懸念される」との見解をまとめ、「感染対策の徹底」を呼びかけたと報じられている。

 



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18日段階でもすでにピークアウトとしている地域もあると発言し、今後、減少過程に入ると推測されるような発言、昨年の緊急事態宣言下でのデルタ株の感染ピーク、および規制あるなしの差異検討もしないままの発言、脇田氏は科学者なのだろうか、政治家なのだろうか疑う(お盆の人の大移動の後遺症は18日の夜に発表された数値から急増している。昨年も同様だ)。

死亡者数についても18日以前にJC-NETですでに警告している通りである。今月は6,000人を超える勢いだ(月間の過去最高死亡者数は今年2月の4,855人/今回は規制・措置0では当然増加する。また長期にわたり高次元の死亡者数の発生が続くことになる)。

厚労省が毎週水曜日の各都道府県の病床使用状況をまとめ金曜日に発表しているが、死亡者数が増加しているにもかかわらず、東京都と大阪府を除けば、感染死亡者に対して重症病床を使用する割合が極端に低い。厚労省の指針でもあるのだろうか、東京都と大阪府を除けば次の通りとなっている。
結果は、全国に重症病床がありながら国民に対して平等に医療提供していないことを窺わせている。田舎でも各地域ごとに感染重症患者を受け入れる拠点病院がある。生かしていないのだろう。もう県も保健所も面倒臭くなったのだろうか。


スクロール→

直近の重症病床使用と死亡数の関係

 

重症病床

死亡数

 

重症病床

使用数

使用率

週死亡数

日平均

使/死

全国

5,573

1,928

35%

1,626

232

12.0%

東京都

1,007

643

64%

158

23

3.5%

大阪府

1,554

776

50%

152

22

2.8%

その他

3,012

509

17%

1,316

188

36.9%

・使/死は817日の重症病床使用数、死は17日までの7日間の日平均死亡者数(重症化から死亡するまでにはタイムラグがある)。・・・参考まで

・病床使用は2022817日現在の厚労省発表値

・死亡者数は811日~17日間のNHK集計値

 

 


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