ポスコホールディングスは2022年12月通期の決算の速報値を発表した。
売上高は前期比11.1%増の84兆8千億ウォン(約8.92兆円/0.1052円)、営業利益は▲46.7%減の4兆9千億ウォンだった。
これは、主力の浦項製鉄所が昨年11月23日韓国南部を襲った台風で、同製鉄所の1/3を生産する第2熱延工場が浸水、生産中断による営業損失などの影響により▲1兆3千億ウォンの損害が発生した。
特に昨年4四半期は、鉄鋼需要産業の不振で、製品価格が下落したうえ、台風浸水被害による生産支障と復旧費用が発生、営業損失は▲4000億ウォンを記録した。
浦項製鉄所は1月20日からやっと完全正常操業体制に入っている。
今期は、中国のゼロコロナ策からの転換により、低迷した経済の回復期待が高まり、すでに鉄鉱石と鉄鋼価格も上昇傾向を示し、堅調な実績を出すものとみられている。
以上、