公正取引委員会は11日、建設業界向けのクラウド事業を巡り、顧客のゼネコンに対し、競合他社と取引しないことを条件にサービスを提供したとして、独禁法違反(不公正な取引方法)容疑で、三菱商事の子会社「MCデータプラス」を立ちち入り検査した。
クラウドサービスの提供で公取委が立入検査するのは初めて。
MCデータプラスは、ゼネコン社員らの労務安全衛生に関わる書類などをクラウドで電子管理し提供している。遅くとも2019年以降、ゼネコンに競合他社のサービスを利用しないよう求めたり、クラウド上のデータを他社のサービスで利用することを約款で禁じたりした疑いが持たれている。
顧客の流出を避けようとした可能性があるという。
ゼネコンがMCデータプラスと契約を結んだ場合の年間支払額は1000万~2500万円程度だったとみられる。
独禁法では事業者が取引相手に対し、競合他社と取引しないよう約束させることを「排他条件付き取引」として禁じている。
MCデータプラスは2015年7月に三菱商事から分社化して独立した三菱商事子会社。
HPによると、2023年3月期の売上高は48億7800万円で、契約先は約9万5000社に上るとしている。
以上、
当然、顧客が独禁法違反と見て公取委に通報したものと見られる。
三菱の看板が倒れ掛かっている。
スクロール→
商号
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株式会社MCデータプラス
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本社住所
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東京都渋谷区恵比寿一丁目18番14号
恵比寿ファーストスクエア7階
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代表
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代表取締役社長:瀧田晃一
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設立
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2015年4月
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事業開始年月
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2015年7月(※三菱商事株式会社より分社)
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資本金
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309,706,800円
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株主
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三菱商事株式会社(100%)
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従業員数
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88名(2023年4月1日現在)
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事業内容
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建設クラウド事業
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- グリーンサイト
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- ワークサイト
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- スキルマップサイト
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- cacicar for 建設
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リテイルクラウド事業
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- cacicar
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- recemaru
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売上高
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4,878百万円(2023年3月期)
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取引社数
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契約企業数 :95,003社 (2023年3月31日現在)
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