「前田建設工業」の持株会社「インフロニアHD」は、洋上風力発電をめぐって、秋本真利衆議院議員が受託収賄などの罪で起訴された事件で、贈賄側の「日本風力開発」を買収すると発表した。
「日本風力開発」の開発や保守の技術を取り込むとして、アメリカの投資ファンドBain Capital=ベイン・キャピタルからすべての株式を2031億円で取得する。
「インフロニア・ホールディングス」は、「検討するにあたり、専門家によるガバナンスの調査を実施し、買収を判断した。再生可能エネルギーの高い技術を持つグループ会社として相乗効果を期待したい」と述べている。
2015年5月、創業者の塚脇正幸社長(今年9月贈収賄で起訴され辞任)とベイン・キャピタルが設立したJWDホールディングス株式会社がTOBを実施し67.55%の株式を取得、
2015年9月上場廃止、その後、全株をベインが買収していた。