アイコン トヨタ 「ヤリス」「アクア」「シェンタ」79万台リコール 走行不能の恐れ 1月生産分も

Posted:[ 2024年2月 1日 ]

トヨタは31日、「ヤリス」と「アクア」、「シエンタ」の計3車種計79万329台(2019年12月~24年1月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

前輪と車体をつなぐ部品のロアアームで耐久性の検討が不十分なため、降雪地域で融雪剤が頻繁にかかると腐食して亀裂が生じる可能性があるという。最悪の場合はロアアームが破断して走行不能になるおそれがある。

腐食リスクがある部分は、前輪左奥にあるロアアームのボールジョイント取り付け部分。



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<届出内容>
1、不具合の部位(部品名): 緩衝装置(ロアアーム)

2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
前輪ロアアームのボールジョイント取付部において、使用環境に対する耐久性の検討が不十分なため、降雪地域で融雪剤が頻繁にかかると、腐食して亀裂が生じることがある。そのため、そのまま使用を続けると亀裂が進展し、最悪の場合、ロアアームが破断し、ボールジョイントが脱落して走行不能となるおそれがある。

3、改善措置の内容:
全車両、左右ロアアームを対策品に交換する。なお、交換用部品の準備に時間を要することから、部品の準備ができ次第、使用者に改めて案内し対策品に交換する。
4、不具合件数:20件(亀裂)/ 事故の有無:無
5、対象車両:3車種、16型式
  ヤリス、アクア、シェンタ
6、対象車両台数:79万329台
7、製作期間:2019年12月11日~2024年1月19日
以上、

トヨタは創業会社の豊田紡織の不正、ダイハツの不正、日野の不正、トヨタ販社の不正、それもこれも豊田会長の経営戦略の結果、噴出している。
トヨタ生産方式をトヨタの管理部長から指導を受けた身としては、これほどまでの問題点の浮上は、豊田会長が、生産より、圧倒して企画・マーケティングを重視したその戦略にある。

さほど技術的な挑戦もしないトヨタが成功したのは、トヨタ生産方式によるその品質にある。ところが生産現場が悲鳴を上げているにもかかわらず聞く耳を持たない生産を担当する役員や関係会社を担当する幹部らが、主張もできないまでに劣化し、愛社精神などない期間工と派遣社員増によりトヨタテキトウ生産方式に陥っている。

腐るほどの銭もこうした品質管理には用いず、さりとて次世代の戦略投資にも回さず、世界のリーディングカンパニーとしての自覚も欠落している。
代表に目が届かない分野が拡大し続け、現場に大野耐一氏のような番頭も見当たらず、上意下達の官僚主義が蔓延しているようだ(利益剰余金30兆円/資本合計は32兆円)。

 


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