自然はよくできたもので冬は雪が降り、零下に下がり昆虫類の多くは越冬できず死んでしまう循環を繰り返してきた。しかし、地球温暖化では暖冬が続き、昆虫類の多くが越冬し、春には大繁殖する。地球温暖化・暖冬により生態系が大きく変化してきている。
カメムシも昨年からミカンの木に大量発生、枝を揺さぶるとポロポロ落ち、中には飛んでいく。翌日も同様だった。外に洗濯物を干してもカメムシが付き、取り払うのに手間がかかる。そのまま家の中に入れば、取り払うときに臭い屁をふることからやっかい、その成分には毒素もあるという。小生はチリ紙でつかみそのまま外に投げ捨て、その後チリ紙のみ回収する。カメ虫は誰も嫌がる厄介ものだが、嫌われモノだからこそ大量発生するようだ。
カメ虫用殺虫剤は店舗で品不足に陥っており、一部のホームセンターでは昨年の10倍以上売れているという。殺虫剤は総じて人の健康にも良くなく、地面に落とし、踏み殺すか、棒きれで押しつぶすのが適している。部屋内での発見では上述のようにチリ紙でつかみ、外に捨て、後からチリ紙を回収して捨てる。チリ紙でつかんで、外のコンクリ床面に強く投げ捨てればカメ虫も死ぬ。
カメ虫は杉やヒノキに棲息、越冬したカメ虫が餌になる木を見つけ集中して住み着く。夜は明かりに引き寄せられる習性がある。桑・桜の実、桃・びわなどに集中、果物被害も年々甚大となっている。かといって蔦などの葉にもおり、どこにでもおり、防除は冬季の厳冬の自然現象に尽きるようだ。防虫剤の農薬はヒトにも影響し使用しない原則の小生。
小生の田舎ではカメ虫のことを屁ふり虫と言っていた。まともに嗅いだら死にそうに臭い。