半導体受託生産で世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の4-6月(第2四半期)の売上高は、予想を上回る伸びとなった。世界的なデータセンター投資に拍車をかけている人工知能(AI)ブームが追い風となった。
米エヌビディアとアップルの最先端チップの唯一のサプライヤーであるTSMCは7月10日、6月の売上高が2079億台湾ドル(約1.3兆円)に達したと発表した。
これは4~6月の四半期ベースでは40%増の6735億台湾ドル(3.23兆円)を意味する。予想平均は35.5%増だった。四半期ベースでは過去最高の売上高を達成している。
4~6月の純利益は、前年同期比36.3%増の2478億台湾ドル(約1兆1900億円)。アナリスト予想平均は2350億台湾ドルだった。
16日のトランプ発言で▲10%あまり下げた株価もこれを受け、米国市場では下げ止まりとなっている。
AI関連データセンター・機器への投資の流れを受け、8日の米ニューヨーク市場でTSMCの時価総額は一時1兆ドルに達していた。
<トランプリスクが現実に>
その後、16日のトランプ氏が「TSMCが米半導体産業を奪った」と唐突な発言をなし、建設中のTSMCの米新工場に対する米補助金に不満を呈したことから政治リスク=トランプリスクが頭をもたげている。
業績は4~6月は上記のとおりで、同社は、7~9月期の業績見通しも予想を超え、2024年の通期の半導体市況については、3ヶ月前とほぼ同様の成長見通しを示している。
トランプ襲撃事件でトランプの圧勝ムードになった11月5日の大統領選挙、早速、トランプリスクが台頭してきている。
18日の時価総額は26兆0,630億台湾ドル=0.79兆ドル/124兆円(1台湾ドル:4.791円/0.0306ドル)
世界中の企業がAIを支援するインフラを構築するため、エヌビディアのチップのようなハードウエアの購入を急いでいる。こうした動きを受け、ウォール街の証券会社はTSMCの目標株価を引き上げている。同社が2025年に顧客に請求する代金の引き上げに動き、利益がさらに拡大する可能性があることを理由に挙げている。
以上、
生成AIを動かすNVIDIAのGPUは、市場占有率80%と脅威、電子・電化製品に生成AIが電子製品やデータセンターで世界的なブームとなり、一時、世界一の時価総額になるなど、株価は昨年から暴騰している。
そのGPUを受託生産しているのがTSMC、単価も高騰し、NVIDIAもTSMCも我が世の春を迎えている。
ただ、株価は、NVIDIAは高騰が続き、調整局面の見方も出ている。TSMCにしてもトランプリスクが頭をもたげてきている。
不動産会社の親分、どんぶりと自己中の政治経済采配が今後の世界リスクとなる。
米国は今年2回金利下げが予想され、減税論のトランプミクスにより、経済好調が約束され、物価高が再び台頭してくるものと見られるが、賃金も上がれば、年金生活者など除き、米国民には痛くも痒くもない。
更なる物価高で痛いのは岸田政権が賃金を上げず、上げさせず、日米賃金格差が広がる日本国民の大多数の平民となる。