アイコン テスラ 第2四半期も販売台数減、▲4.7%減の44.3万台 二期連座区


米EVメーカー、テスラの4~6月までの3ヶ月間(第2四半期)の世界販売台数は、前年同期比で4.7%減の443,956台となり、2期連続して前年同期を下回った。
EV需要の伸びが鈍っていることなどが背景にあるとみられます。
同社は今年1~3月までの3ヶ月間に、ほぼ4年ぶりとなる前年同期を下回ったばかりだった。

販売台数の減少傾向が続いている背景には、中国のEV最大手BYDなどとの競争が激しくなっていることに加えて、アメリカなどで欧米でEV需要の伸びが鈍っていることがあるとみられ、EV市場の動向に関心が集まっている。

 

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テスラは2023年に180万台販売、今年の目標は22%増の220万台、2030年2000万台販売計画はすでに実現不可能として撤回している。
同社は昨年180万台の目標をクリアーするため、第4四半期に大幅値下げしてやっと達成していた。今年の第1四半期は第2四半期の4月に改良モデル車を投入するとして値下げして販売したものの販売台数減、第2四半期は改良モデルを投入したものの、当初から価格を下げ販売してマイナスの結果となっており、同社の値下げしての販売不振の悪循環病はかなり深刻。

こうしたことから、テスラの2023年の営業利益率はすでに一桁台となっており、2022年の16%から大きく落としている。
販売台数が減少すれば、EV用バッテリーを主に米国で搭載しているパナ社の業績にも影響する。2023年の中国CATLの業績の低迷は、テスラの中国での販売不振にあるとされていた。テスラは中国では主にCATL製の3元系もしくはLFP系バッテリーを搭載している。


スクロール→

テスラ 四半期毎の世界販売台数推移

 

千台

前年同期比

前期比

21/1Q

184.9

108.9%

2.3%

21/2Q

201.3

121.5%

8.9%

21/3

241.4

72.9%

19.9%

21/4

308.7

70.8%

27.9%

22/1Q

310.0

67.7%

0.4%

22/2Q

254.7

26.5%

-17.8%

22/3

343.8

42.4%

35.0%

22/4

405.3

31.3%

17.9%

23/1Q

422.9

36.4%

4.3%

23/2Q

466.1

83.0%

10.2%

23/3

435.1

26.6%

-6.7%

23/4

484.5

19.5%

11.4%

24/1Q

386.8

-8.5%

-20.2%

24/2

443.9

-4.7%

14.8%

 


 

[ 2024年7月 3日 ]

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