米紙ニューヨーク・タイムズとシエナ大学が8日発表した最新の世論調査によると、激戦が予想されるウィスコンシン、ペンシルベニア、ミシガン各州の支持率で、副大統領で民主党候補のハリス氏の支持率が各州で42%、共和党候補のトランプ前大統領は37%で、ハリス氏がリードを広げた。
また、世論調査機関イプソスが8月5~9日に実施した調査によると、ハリス氏は各州で支持率が50%、トランプ氏はいずれも46%となった。
ロイター/イプソスが8日発表した米大統領選に向けた支持率調査によると、民主党の大統領候補であるハリス副大統領が42%、共和党候補のトランプ前大統領が37%で、ハリス氏がリードを広げている。調査は2─7日に全米の成人2045人を対象に実施された。
バイデン大統領が選挙戦を撤退した翌日の7月22~23日に実施された調査では、ハリス氏が37%、トランプ氏が34%だった。
無所属で出馬している弁護士ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏への支持は4%と、7月調査の10%から低下した。ケネディ氏は元々民主党員、6%の減少分はハリス氏に流れたようだ。
イプソスの別の世論調査では、2020年の大統領選で接戦となったアリゾナ、ジョージア、ミシガン、ネバダ、ノースカロライナ、ペンシルベニア、ウィスコンシンの7州でも、ハリス氏がトランプ氏を42%対40%でリードしていることが分かった。各州ごとの結果は示されていない。
ハリス氏は選挙人数が多いウィスコンシン、ペンシルベニア、ミシガンの3州での選挙活動を活発化させており、ペンシルバニアではバイデン氏もハリス氏支援の選挙運動を開始している。バイデン大統領はデラウェア州選出の上院議員だが、出身(誕生)はペンシルバニア州。
なお、調査会社によって内容は異なるが、ハリス氏が追い上げ、逆転を射程圏内にし、今やリードしたようだ。
新鮮味の問題。
トランプ1から続く批判・分断の毒舌はトランプ氏のコアコア派には受けがよいだろうが、毒舌を聞くに堪えない人たちも多いことだろう。
9月11日のTV討論会の内容しだいでは、ほぼ決定する可能性もある。それほど、注目される討論会となる。
ディベート力は検事あがりのハリス氏も引けを取らないだろう。
トランプ氏に挑発され感情的にならなければ・・・。
米国のほとんどのTV局や報道機関は、トランプ1で、トランプ氏からフェイクニュース社として攻撃されており、現在、ニュースや記事でも現職のハリス副大統領を取り上げるケースが多くなっている。選挙ではニュースで好意的に取り上げられる頻度が多いだけ当然優位に機能する。