令和6年8月2日分の破産・倒産情報、破産・小口倒産一覧を掲載します。
2024年上半期の全国企業倒産では、倒産件数が4,931件で前年同期比21.9%増加しました。一方、負債総額は7,210億4,200万円で22.8%減少しています。倒産件数は3年連続で前年同期を上回り、4,000件台を維持しました。特に中堅規模の倒産が増加し、1億円以上の負債件数が目立ちましたが、100億円以上の負債を持つ企業の倒産は前年同期の半分に減少しました。産業別では卸売業と運輸業で倒産が増加し、円安や燃料高が影響しています。中小企業は円安や人件費上昇で収益が厳しくなっており、政府の支援策は経営改善や事業再生にシフトしています。コロナ禍で過剰債務に陥った企業は自立を迫られており、秋以降には資金調達が困難な企業の倒産がさらに増加する見込みです。