アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)で、10月24日以降、南西部のクワンゴ州で、インフルエンザに似た症状の原因不明の病気が広がっていて、保健当局は感染者数376人、死者数79人(致死率:21%)としている。
当局は、WHO=世界保健機関などと連携して専門家を派遣して原因の究明を急いでいる。
患者には、発熱や頭痛、せきなどインフルエンザに似た症状が出ていて、死者の大半は10代後半の若者だとしている。
また当局は、病気が広がっている地域の住民に対しては人混みを避け、石けんで手をよく洗うなどの基本的な対策を徹底するよう呼びかけている。
コンゴ民主では、現在Mpoxの感染が拡がっており、過去にはエボラ出血熱の感染があった。
今回の不明の感染症が発生しているクワンゴ州は、首都キンシャサから南西へ約700キロ離れており、医療機関・医師・看護師・検査機器も限られ、WHOが当局と協力して専門家により直接調査に入る。
以上、
WHO コンゴで不明感染症79人死亡 致死率21% インフル似た症状