アイコン (株)松屋アールアンドディ、タカハター(株)を譲渡へ/債権放棄と経営資源集中を決断

Posted:[ 2025年1月15日 ]

株式会社松屋アールアンドディ(7317、東証グロース)は、2024年12月30日に開催した取締役会で、連結子会社であるタカハター株式会社の全株式を譲渡することを決議した。株式譲渡先は、同社の代表取締役副社長である中野雅史氏が設立した株式会社オートソーイングソリューションであり、譲渡価格は無償である。

 

コロナ禍が影響、業績不振で苦渋の決断

タカハター株式会社は、2017年に松屋アールアンドディの子会社となり、ベトナム子会社との協業で受注拡大が期待されていた。しかし、コロナ禍以降の生産量減少が業績に大きな影響を与え、業績不振が継続していた。同社はこれまで資金貸付を含む支援を行ってきたが、将来的な事業成長を見据え、経営資源を集中させる必要があると判断した。

 



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貸付金3.7億円を債権放棄

今回の株式譲渡に際し、タカハター株式会社に対する約3億7600万円の貸付金および未収利息を債権放棄することも併せて発表された。この措置により、タカハター株式会社の債務超過を解消し、譲渡先の新体制での事業再編を後押しする狙いがあるとみられる。

株式譲渡の概要

譲渡先である株式会社オートソーイングソリューションは、2024年12月25日に設立されたばかりの新会社であり、縫製自動化のコンサルティングを主な事業としている。同社の代表取締役を務めるのは中野雅史氏であり、今回の譲渡により松屋アールアンドディの副社長職を退任することとなる。

今後の見通し

松屋アールアンドディによれば、今回の債権放棄は既に貸倒引当金を計上済みであるため、2025年3月期の個別および連結業績に与える影響は限定的である。また、株式譲渡に伴う子会社株式売却損1円を特別損失として計上する予定だが、これも連結決算上の影響は軽微とされる。

経営資源の集中で成長戦略へ

松屋アールアンドディは、今回の株式譲渡を通じて経営資源の効率的な配分を図り、主力事業への集中を進める方針である。同社が今後どのような成長戦略を展開するのか注目が集まる。

 


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