アイコン HIS ハウステンボスを1000億円で売却 福岡5社特別利益計上へ


旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)は30日、長崎県佐世保市の大型リゾート施設ハウステンボス(HTB)を、香港の投資会社PAG系の投資目的会社に売却すると正式に発表した。
HTB株はHISが66.6%保有し、残りは福岡七社会の九州電力が13.3%、西部ガスHDが10.0%、九電工が5%、JR九州と西日本鉄道の2社計で5%で、当地場5社も売却を決めた。HTBの資本金は15億円。
売却総額は約1000億円。

HISは新型コロナウイルス感染拡大による海外旅行客の激減などで経営が悪化。2022年4月中間連結決算では、中間期として過去最大となる▲269億1100万円の最終赤字を計上しており、HTB売却による資金確保で経営の立て直しを急ぐ。

 

スポンサーリンク

HTBは長崎県佐世保市の大村湾に面したリゾート施設で、公務員だった神近氏が1992年3月開業させた。施設面積は152ヘクタール、初期投資額は約2200億円。オランダの街並みを再現した園内には運河が流れ、家族で楽しめるアトラクションやホテルなどがある。

バブル時代を象徴するテーマパークであるが、バブル崩壊後、2003年に入場者数が伸びず、会社更生法の適用を申請して経営破綻。
野村ホールディングス系の投資会社の支援で再建を目指したが頓挫した。
2010年にHISが買収し、支援を受けるため九州電力、JR九州など地場企業5社も同時に出資してもらっていた。
新たなアトラクションの導入など再建策を矢継ぎ早に打ち出し、経営を立て直した。
現在、長崎県が隣接地にカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を目指している。

<PAG= パシフィック・アライアンス・グループは香港の大手投資会社>
3人の投資家が2002年に設立した投資会社、2010年に買収したセキュアード・キャピタル・ジャパンが母体となっている。
これまでに7000件を超える物件に塁計320億ドルの投資実績がある。
PAGは設立メンバーの3人がそれぞれ担当するクレジット&マーケット部門、不動産部門、プライベート・エクイティ部門があり、運用資産総額は、2022年3月15日時点で500億米ドル、世界各国の投資ファンド約300社からの投資を受けている。
アジアの案件に特化した投資会社でもある。

<運営をUSJ再建の「刀」に依頼>
「PAG」は30日、大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の経営を建て直した森岡毅氏が最高経営責任者(CEO)を務めるマーケティング会社「刀」に、HTBの運営やブランディングなどの支援を依頼すると発表した。
以上、

澤田さんは断腸の思いだろう。ただ、ロマンを貫き通した人でもある。
新コロナによる打撃はあらゆる国内のサービス産業に大きなダメージを与え続けている。
新コロナでは、ほとんど規制なしの中、これでもかこれでもかと僅かな規制を緩和し続ける岸田政権のウィズコロナ政策。一方で感染死亡数の増加が前提。8月は空前の感染死亡者数となっている(8月は30日までに6,990人死亡/過去最高は今年2月の4,855人/菅前政権での最高は昨年5月の2,817人)。
  打ち出しが弱く世間体への周知はほどほどだが、国会も開かずこそこそやりたい放題の様相。それを見ている国民の支持率が暴落し慌てふためいている。予想通り金のタマは小っさそう。小心者の開き直りが一番怖い。

[ 2022年8月31日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧