東洋建設は山下汽船と満鉄が出資した阪神築港(株)が前身、三和グループに属していた。山下汽船は山下新光汽船となりジャパンラインと合併しナビックスラインとなり、さらに三井船舶+と合併し、商船三井となっている。
こうした経緯から、東洋建設は三菱UFJ銀行がメインバンク、サブがみずほとなっている。一方、大成建はみずほがメインバンク、サブバンクに三菱UFJ銀行。
前田が唾を付けている東洋建設に誰が大成に仕掛けたのか、任天堂YFO系なのか、それともみずほ銀行、それとも三菱UFJ銀行なのだろうか。両社とも三井住友銀行の取引先であるが3番手の銀行、前建=インフロニアは三井住友銀行がメインバンク。前田は体制の動きを事前に把握していなかったと見られる。
前田=インフロニアの三井住友建設に対するTOB表明は2025年5月14日、買収総額は940億円。
大成の東洋建設に対するTOB表明は8月8日、買収総額は1600億円、
計画性に欠け臨機応変に対応できない、それでいて固めのインフロニア、東洋建までは気が回らなかったようだ。旧三井財閥グループがインフロニアに三住建を引き取らせたものと見られる。
大成も鹿島に水を空けられ、大林にも追い抜かれ、何らかの行動が必要になっていたともいえよう。
大成の軍門に入った東洋建設 中間決算好調 今期初の2千億円台へ