アイコン 香港火災、マンション窓に発泡ウレタン板か 工事保護パネルに使用

Posted:[ 2025年11月28日 ]

香港警察や当局は、北部の大埔区「宏福苑マンション」の改修工事で、窓を覆うフォームボードを含む「異常な」建築資材が用いられ、発生した火災で、超高層の宏福苑マンション7棟の大火災となった原因ではないかと究明を急いでいる。

当局は、同マンション群全8棟は改修工事が行われており、竹製仮設材や緑保護網で覆われていた。急速に拡大した火災との関係を調べている。

竹製仮設材や緑保護網が燃えたとしても超高層マンションの本体が燃える可能性は低く、何かに引火し、急速に燃え広がった可能性が指摘されていた。

今回、窓で見つかった外装保護材とフォーム板に注目しており、その結果、過失致死の疑いでエンジニアリング会社の職員3人を逮捕している。

当マンションは1985年に竣工し、築後40年を経過した31階以上の老朽化した超高層マンション群の8棟、うち7棟が今回炎上した。昨年秋から大改修工事が行われていた。

 



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★2024年10月に請負業者のプレステージ・コンストラクション・アンド・エンジニアリング・カンパニー・リミテッドが、当時、発表した「宏福苑マンションの改修工事の方法について」の通知書によると、外壁工事の際に、窓ガラス保護のため木板などの防護具を設置する予定であるとしていた。

★実際の通知書では、
改修工事中に砂や石の破片がガラスに当たるのを防ぐため、工事業者が「フォームボード」を使用して各戸の窓を完全に覆うと明記されていた。
フォームボードや木製パネルも、次の段階の「シーリング工事」の作業に備えて、足場作業プラットフォームに追加される予定だったという。

★請負業者は、改修工事中、傷などの影響を受ける床には、一時的に薄い板材、窓には中空パネルを設置し、工事が完了次第、直ちに撤去されることになっていたという。

業者の言う通りならば、中空パネルは一般的に軽量なポリカーボネート製となり、高い難燃性・耐熱性や耐衝撃性を持ち、初期段階では一気に燃え広がらない。

★現地の報道によると、現場には、実際、発泡板(発砲ウレタン材)やキャンバスボード(板材に布地を貼ったもの)など多数発見されており、全棟に広範に使用されていたようで、瞬く間に燃え広がった原因ではないかと見られている。

もしも、超高層マンションの各戸の窓ガラスのほとんどに発泡ウレタンフォーム・パネルを取り付けていれば、瞬く間に超高層マンション全体を燃え上がらせた原因であることは明確になる。
以上、現地報道など参照

2017年6月に発生した72人が焼死した英国の24階建てマンション火災、40年を経過していたため改修工事で外壁をやり替え、表面材をアルミにしていた。外壁材にアルミ板は問題ないがアルミ板の裏に断熱用のウレタンが貼ってある材を使用していたため、このウレタンが瞬く間に燃え広がる原因となり、焼死や有毒ガス・酸欠で多くの犠牲者を発生させた。

発泡ウレタン材は断熱材に有効だが、火災では燃えやすく、有毒ガス(致命的な一酸化炭素やシアンガス)を発生させ、最悪の建築資材となる。

今回の香港・宏福苑マンション群では全8棟とも、改修工事で窓ガラスなどが割れないように、窓に発泡ウレタンパネルもしくは燃えやすいパネル材を貼っていたと見られ、うち7棟が瞬く間に燃え広がったようだ。

また、超高層マンションの間も狭く、全体が煙突効果で急上昇気流に乗り、発泡ウレタンフォームの火により上階の発泡ウレタンを燃焼させ、急速に最上階へ火の手が上ったものと見られる。

↓まるで木造の建物のように燃えている。
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