アイコン 米騒動のすべて 4~11月の家庭コメ消費量▲9%減、DI20台でも最高値更新

Posted:[ 2026年1月13日 ]

農水省の全国スーパー約1000店舗のPOS調査によると、12月29日から1月4日までの1週間に販売されたコメの平均価格は、5キロ当たり税込で4,416円と前週より93円上昇し、過去最高値を更新した。
銘柄米が前週比2%上昇の74%、備蓄米を含むブレンド米などは26%となり、年末・正月もあり高価な銘柄米の比重が増加した。

DIが示す通りコメ相場の地合いは良くない。
米株価はデータセンターバブルが収束、次のターゲット探し。
12月は米企業の多くが決算期、その動向注目。
トランプ関税爆弾から軍事力によるトランプ帝国主義到来
長期低迷の中国経済/昨年末で補助金政策終了(自動車+家電+農機具等)
レアアース規制など日中葛藤、
物騒な世の中では常に光り輝く金、価格は高騰し続けている。



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少子高齢化や消費税増税、物価高により、減少続くコメ需要を少しでも回復させる最大のチャンスだった2024、25年。政府は国内米まで堂島米先物取引所を開設させたことにより、コメ価格は暴騰、消費者のコメ離れを加速。
人口減少=コメ需要減少=(コメ価格下落だが、豊作でもジャパンプレミアム価格となっている。)
2020年代の人口減少は年60万人、
2030年代は年70万人、
2040年代は年80万人。
今や政府が意図的に相場を上昇させるハゲタカに化かす時代、年金・日銀・NISAなどによる大動員令。

コメ相場が仮想通貨並みになれば、
コメ相場は米豊作の収穫時でも価格が上昇し続ける異常さ、小麦相場では前例なし、
少子(パン族)高齢(米族)化・人口減少の中、コメが高価になり過ぎて米離れが一機に進む日本の消費市場。
24年8月に堂島コメ先物相場の監視を止め、本格運用したとたん、コメの先物相場の暴投。
政府が機能しない、機能させない本来あるべき食管制度。
政府の超円安政策に連じた物価高騰、米まで高騰させ、消費者側の勤労者の実質賃金の伸びはマイナスが続き、コメの消費量は確実に減少している。
富裕層は金を持っていても5人前は喰わない。


スクロール→

日本の米/農水省データ

コメの消費量=需要量

国産米

 

主食米用

生産量

需給差

百万トン

百万トン

 

2010

820

848

28

2015

766

799

33

2020

714

776

62

2021

704

756

52

2022

702

726

24

2023

691

716

25

2024

702

734

32

2010年比

-14.4%

-13.4%

 

・米は主食用、菓子等食品用、飼料用、備蓄用などあり

・米の供給は国産米と別途買わされている外米がある。

 

コメ離れ加速へ・・・

2025年4~11月までのコメ消費量(一人当たり1ヶ月/家庭、中・外食の消費)は、累計では前年比▲7.2%減と昨年より大きく減少している。また、2020年度から24年度の5ヶ年平均4,646グラムからしても昨年11月まででも4,424グラムとコメ離れを加速させているようだ。

コメ機構調べによる2025年11月の一人当たりのコメ消費量(1ヶ月間)は


スクロール→

25/11月の一人当たりのコメ消費量 グラム

米支援機構版

総消費量 

4,659

100.0%

家庭(内食)

3,045

65.4%

中食(弁当等)

969

20.8%

外食

645

13.8%

 


スクロール→

1ヶ月一人当たりコメ消費量/米穀機構調べ/前比=前年比

 

総消費量

うち家庭消費

うち中・外食消費

 

/g 

前比

/g 

前比

/g 

前比

2015年度

4,386

-3.7%

3,027

-3.7%

1,360

1.6%

2016年度

4,663

6.3%

3,212

-3.7%

1,451

6.7%

2017年度

4,603

-1.3%

3,262

1.6%

1,341

-7.6%

2018年度

4,426

-3.8%

3,100

5.0%

1,326

-1.1%

2019年度

4,626

4.5%

3,114

0.5%

1,512

14.0%

1519平均

4,541

 

3,143

 

1,398

 

2020年度

4,730

2.2%

3,274

5.1%

1,456

-3.7%

2021年度

4,529

-4.2%

3,140

-4.1%

1,388

-4.7%

2022年度

4,625

2.1%

3,175

1.1%

1,449

4.4%

2023年度

4,626

0.0%

3,088

-2.7%

1,538

6.1%

2024年度

4,722

2.1%

3,189

3.3%

1,533

-0.3%

2024平均

4,646

 

3,173

 

1,473

 

 

 

 

 

 

 

 

24/4.

5,091

2.6%

3,737

2.3%

1,654

3.1%

24/5.

4,785

1.6%

3,285

4.3%

1,501

-3.9%

24/6.

4,804

2.5%

3,248

2.3%

1,556

2.8%

24/7.

4,521

0.4%

3,030

0.4%

1,490

0.2%

24/8.

4,505

3.6%

2,952

3.4%

1,553

4.0%

24/9.

4,504

0.6%

3,008

0.0%

1,496

1.9%

24/10.

4,849

0.5%

3,198

-2.0%

1,651

5.7%

24/11.

5,051

2.2%

3,448

3.0%

1,603

0.6%

24/12.

4,790

6.8%

3,259

13.3%

1,531

-4.8%

2025/1.

4,714

3.9%

3,279

8.4%

1,434

-5.2%

2025/2.

4,696

1.3%

3,179

3.4%

1,517

-3.0%

2025/3.

4,348

-1.1%

2,939

0.9%

1,408

-5.1%

2025/4

4,611

-9.4%

3,067

-10.8%

1,544

-6.7%

2025/5

4,329

-9.5%

2,842

-13.5%

1,487

-0.9%

2025/6

4,313

-10.2%

2,886

-11.1%

1,427

-8.3%

2025/7

4,108

-9.1%

2,709

-10.6%

1,400

-6.0%

2025/8

4,299

-4.6%

2,881

-2.4%

1,418

-8.7%

2025/9

4,422

-1.8%

2,970

-1.3%

1,452

-2.9%

2025/10

4,649

-4.1%

3,034

-5.7%

1,615

-2.2%

2025/11

4,659

-7.8%

3,045

-11.7%

1,614

0.7%

411平均

4,424

-7.2%

2,929

-9.6%

1,495

-4.4%

 

農水省が2024年8月から本格運用させた堂島コメ先物取引の正式開設により、2023年4月のバフェット効果から日本株に巣食っていた国内含む世界のハゲタカたちが新設先物商品のコメに飛び付き、コメ相場を暴騰させた。

2025年10月は、コメの収穫時かつ734万トンと昨年より18万トン増産となったが先物価格(170日限り)は最高値を付けた。別途、外米輸入も増加しており供給は大幅に増加している。しかも25年のコメ消費量は▲7%減少しているにもかかわらず増産収穫時の10月に高騰している。

その後、先物相場は下がりつつあるものの、スーパー価格は各種商品価格の値上げブームに乗り、高止まりしたままビクともしないありさま、日本的異常さしか言いようがない。

コメの流通過程に問屋が4つも5つも介在しては、価格も下がりようがないのが実状なのだろうか。

ただ、足元では消費は減少、家庭在庫はほとんど変わらず、結果からして米屋やコメ問屋の蔵の在庫のみ膨張している現実からして、また通常の賞味期限3年(3民未満食用/3~4年経過米菓子用/4~5年経過では飼料用途)、古米はコメ粒が立たず、ヌチャヌチャして美味しくもなくなっていくことから、いつ暴落が始まるか、時間の問題だろう。

今般のコメ価格暴投による消費減少に加え、人口統計では2020年代は毎年60万人減少、30年代は年70万人減、40年代は年80万人が減少していく。毎年0.5%の人口減少からしても10年では5%減少し、その後も減り続ける。

政府は鳴り物入りで堂島コメ先物取引所を開設したものの、異常事態に改正食管制度を螺子回しもせず放置、何をやっているのかわからない現在の日本の政治をそのまま反映している主食米の惨状ではないだろうか。

 


スクロール→

堂島コメ平均価格指数推移

スーパー価格

170日限/玄米60

5キロ

月末

終値

前月比

農水省

25/4.

26,330

 

4,200

25/5.

26,750

1.6%

4,285

25/6.

28,450

6.4%

4,176

25/7.

27,360

-3.8%

3,600

25/8.

27,680

1.2%

4,155

25/9.

32,500

17.4%

4,200

25/10.

40,570

24.8%

4,316

25/11.

36,350

-10.4%

4,321

25/12.

37,810

4.0%

4,337

 25/4

43.6%

 

3.3%

 

 

前比

 

26/1/5.

33,650

-11.0%

 

26/1/6.

33,900

0.7%

 

26/1/7.

34,460

1.7%

 

26/1/8.

34,400

-0.2%

 

26/1./9.

34,600

0.4%

 

 25/10

-14.7%

 

 

DI超悪化でも最高値、
DIは境の50を現状も3ヶ月先の予想でも昨年10月には割り込んでいる。しかし、価格は高止まりしたまま、その3ヶ月後は過去最高値を更新する始末。

コメ取引業者は取引価格の高止まりに対して、コメ取引関係者の流通に対する12月の見解は、
現状の26、3ヶ月先も27と需給関係はユルユル状態になっていると判断している。当然、取引価格に反映されようが、現状、先物取引価格(相対取引)も高止まりしており、需給関係は緩いが価格は高いという相場では考えられない事態、誰かさんが意図した高止まり価格となっている。

その誰かさんこそが農協ではないのだろうか。価格決定力のあるコメ問屋の最大手が農協であり、数社の大手コメ問屋。高く購入し安く販売できない構造になっている可能性が高い。こうした超大手問屋が存在する中で歪な米先物取引所を開設したところに価格が高止まりしている最も大きな原因ではないだろうか。

 

米先物取引所と農協の関係
米先物取引所との関係で、米集荷の4割、直接26%取り扱いの農協の存在こそが、価格が下がらぬ最大の理由ではないだろうか。
2024年の農協=JAの米シェアは、集荷量はJAグループで約40%、うちJA全農のシェアは26%とされている。その相互関係において、これほど大きな農協の存在こそが価格が下がらぬ原因ではないだろうか。
農協の倉庫=カントリーこそが高価格の根源かもしれない。
しかし、米は生鮮食品、古米、古古米化し、味も質も劣化していく。2025年5月当時の江藤大臣が述べたように、備蓄米の入れ替え用、実質払い下げの豚や牛・鶏の餌になる古古古米をヒト様に食させる政府こそ、農協に依存した農業制度下において米先物取引所は諸悪の根源となっており、解体する必要があり、こうした異常時での食管制度の強力導入を図るべきではないだろうか。
いづれにしろ、今回の無策政府と農協の米狂騒劇は、消費者の米離れを加速させ、米国が喜ぶ小麦を大量に買い付けることになる。


スクロール→

コメ取引関係者の判断=DIコメ支援機構

 

現状

3ヶ月先

2023/12.

69

55

2024/1

72

67

2024/2

75

72

2024/3

76

73

2024/4

77

75

2024/5

79

78

2024/6

85

77

2024/7

85

67

2024/8

89

70

2024/9

78

60

2024/10

76

66

2024/11

78

71

2024/12

85

80

25/1.

87

82

25/2.

89

72

25/3.

86

73

25/4.

87

73

25/5.

88

73

25/6.

52

43

25/7.

51

42

25/8.

58

53

25/9.

54

45

25/10.

42

35

25/11.

34

31

25/12.

27

26

・100は引き締まり、0はゆるゆる

・50は締め付けとユルユルの境

 

 

 

 


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