トランプ政権は最後通牒を5日間、そして10日日間延長したが、一方で強襲揚陸艦ボクサーや空母ブッシュを中東へ派遣、その到着に合わせた10日間の延長に、市場は原油価格を100ドル台に押し上げ、株価は大幅安となっている。
NYダウも今年2月10日50,188ドルの過去最高値を付けたものの、トランプがイラン戦争をおっぱじめたことから3月27日には45,166ドルまで下げ、バイデン政権の高値とほぼ同じになるまで下げている。
日経平均は2月26日高市フィーバーで58,753円(高値は59,332円)を付けたものの、イラン戦争により3月30日には51,739円まで下げた。ただ3月23日には51,515円まで下落していたことから、イラン戦争のダメージを読み取れず、上昇圧力も強く、大きく問題としていないようだ。
ただ、30日の円は売られ、07時30分には160.45円まで売られ、財務省が一生懸命買い支え15時20分現在159.65円台で推移している。
中東からの原油が滞る中、新たな調達先への動きは鈍く、日本の国際政治経済における行動力のなさを見せつけている。韓国政府が10の動きする間に日本は1の動きもしていない。日本は備蓄を抱え悠長に構えているようだ。
長期金利26年ぶりの高水準
問題は長期金利、10年もの国債は09時11分に2.358%まで高騰、これも介入し15時25分現在2.358%前後で推移している。この利率でも1999年2月以来の高値であり、国債が売られ、国債の持主が売ろうとすれば、高い金利を支払って売却することになる。
また、政府が発行する金利も10年債はすでに2%を超えている。金利負担はボディブロー、最終回まで戦えない。
日本の場合、発行元の政府と政府子会社の日銀がAB黒マッチポンプ方式により国債を547兆円も抱えている。2023年11月には600兆円を超えていたことから、日銀が市場から購入すれば市場の金利高は収まることだろう。
日本は2022年3月の露制裁と2023年4月からのバァフェット効果により日本市場には世界中から投資家が押し寄せ金融市場がグローバル化、政府がこれまで好き放題やりたい放題の財政政策を取れなくなっている。日本は米国債を1兆2,253億ドル(2026年1月残/円換算194兆円/159円)も有しており、米金利ともすでに連動し始め、米国も日本の為替と長期金利に注意を払わざるを得なくなっている。
政府はPBを先送り続け、国債残を増加させ続けた結果がそうした為替安に直結してきており、物価高で国民から消費税で巻き上げるしかないものの、食品に対する消費税0(2年間)が軍資金調達に大きく影響、イラン戦争による燃料費高騰に燃料価格安定策での拠出もあり、財政の圧迫はあり続けている。
本来、国債残の増加は新コロナのような特別事態で発行すべきだろうが、日本の場合、国債を政府の票稼ぎの運転資金にして発行し続けた結果、2025年末残で1129兆円、GDP比239.4%、主要国では近年財政危機に陥った2位のイタリア137.3%、3位の米国の122.5%に大きく水をあけトップを快走している(ただし主要国以外での1位は内戦状態のスーダンで261%)。
2000年代から経団連が四季の会などより政府を取り込み賃金を上げず、GDPが伸びず、アベノミクスや岸田経済で2度大きく超円安に振ったことから、国債残が相対的に増加し続け、国際比較のドル換算値でのGDPは下落し続けている。
世界中どこの国でも賃上げしない国は廃れていく。世界はインフレし続ける中、GDPは良くて停滞=実質マイナス、為替超円安効果など愚策を弄して大企業だけのための国家政策を続け、少子高齢化からくる総賃金支払いの減少、非正規雇用の大幅増によりさらに総賃金の支払いは減少、資金が回らずデフレ経済を続け、少子高齢化からくる人手不足に低賃金外国人労働者の増加を図り、2025年10月段階で258万人、2015年の90万人から約3倍増加、今になって当時政権の中枢にいた大将まで素知らぬ顔で問題提起する始末。
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日本の名目GDP
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兆円
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ドル換算
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百億ドル
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2000年
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535
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496
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2010年
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505
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575
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2020年
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539
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505
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2025年
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632
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427
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かつて安全資産だった円とスイスフラン
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円
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対ドル
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対スイスフラン
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2019/12末
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109
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110
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2021/12末
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113
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123
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2022/12末
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133
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143
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2026/3/30日.
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159
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199
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19比
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45.9%
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80.9%
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21比
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40.7%
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61.8%
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