大林組は、豪州や英国、カナダなどで建築事業を展開するMultiplex社を子会社化すると発表した。Multiplex社は高層ビルや商業施設、病院、データセンターなど大型建築に強みを持つ建設会社で、各国の都市部を中心に豊富な施工実績を有している。
大林組、海外建築会社Multiplexを子会社化へ 海外事業の拡大を加速大林組は、豪州や英国、カナダなどで建築事業を展開するMultiplex社を子会社化すると発表した。Multiplex社は高層ビルや商業施設、病院、データセンターなど大型建築に強みを持つ建設会社で、各国の都市部を中心に豊富な施工実績を有している。
大林組は今回の子会社化により、海外建築市場での事業基盤を強化する。国内では人手不足や資材価格の高止まり、公共投資の先行きなどを背景に、建設会社の成長余地は限られつつある。一方、海外では都市開発やインフラ整備、データセンター需要の拡大が続いており、大手ゼネコン各社は収益源の多角化を進めている。
今回の買収は、大林組にとって海外事業を一段と拡大する足掛かりとなる。日本国内の建設市場に依存する構造から脱し、成長が見込まれる海外の大型建築分野を取り込む狙いがある。今後は、Multiplex社の施工ノウハウや顧客基盤を生かし、グローバル市場での競争力を高められるかが焦点となる。