アイコン TSMC熊本第2工場、地震で一部工事を一時停止 安全確認後に再開

Posted:[ 2026年7月31日 ]

台湾積体電路製造(TSMC)は、熊本県菊陽町で建設を進めている熊本第2工場について、熊本地震を受けて一部の建設工事を一時停止した。余震による作業員の安全確保を優先した措置で、建設現場そのものに被害は確認されていない。安全点検を終えた後、7月29日に工事を再開した。

熊本県では7月28日午後4時27分ごろ、熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生。宇城市と氷川町で最大震度7を観測し、その後も震度5弱を含む地震が相次いだ。気象庁によると、7月30日午後2時までに震度1以上の地震が271回発生しており、強い揺れへの警戒が続いている。

地震発生後、TSMC子会社のJapan Advanced Semiconductor Manufacturing(JASM)は、熊本第1工場の従業員を安全手順に従って避難させ、一時的に生産設備を停止した。従業員のけがはなく、建物の構造上の安全性も確認されたため、工場は段階的に稼働を再開している。ただし、製造装置の検査や調整には一定の時間を要する見通しで、詳細な影響調査が続けられている。

 



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建設中の第2工場についても、地震による建物や現場設備への直接的な被害は確認されなかった。しかし、余震が続く可能性を考慮し、一部作業を予防的に停止。作業区域や設備の安全を確認したうえで、翌29日から工事を再開した。今回の停止は建設計画そのものの中断ではなく、安全確保を目的とした一時的な措置となる。

TSMCは第2工場で、AIや高性能計算向けなどに使用される回路線幅3ナノメートルの先端半導体を、2028年から生産する計画とされる。実現すれば国内初の3ナノ半導体量産拠点となり、九州の半導体産業や関連企業の設備投資、建設需要を左右する大型プロジェクトとなる。

工事は早期に再開されたため、現時点で工程全体に重大な遅れが生じるとの情報はない。一方、半導体工場は精密な製造装置や大規模な電力・水供給設備を必要とする。余震が長期化すれば、安全点検や装置調整、資材搬入などに影響が及ぶ可能性があり、第1工場の生産回復と第2工場の工事進捗が引き続き注目される。

 

 


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