台湾積体電路製造(TSMC)は、熊本県菊陽町で建設を進めている熊本第2工場について、熊本地震を受けて一部の建設工事を一時停止した。余震による作業員の安全確保を優先した措置で、建設現場そのものに被害は確認されていない。安全点検を終えた後、7月29日に工事を再開した。
熊本県では7月28日午後4時27分ごろ、熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生。宇城市と氷川町で最大震度7を観測し、その後も震度5弱を含む地震が相次いだ。気象庁によると、7月30日午後2時までに震度1以上の地震が271回発生しており、強い揺れへの警戒が続いている。
地震発生後、TSMC子会社のJapan Advanced Semiconductor Manufacturing(JASM)は、熊本第1工場の従業員を安全手順に従って避難させ、一時的に生産設備を停止した。従業員のけがはなく、建物の構造上の安全性も確認されたため、工場は段階的に稼働を再開している。ただし、製造装置の検査や調整には一定の時間を要する見通しで、詳細な影響調査が続けられている。
TSMC熊本第2工場、地震で一部工事を一時停止 安全確認後に再開