沖縄県那覇市の飲食・交流施設運営会社(株)OKINAWA PORTAL(同市)が、2026年9月28日に那覇地裁から破産手続開始決定を受けた。同社は那覇バスターミナル内の多目的カフェ・バー「OKINAWA PORTAL」などを運営していた企業。飲食サービスに加え、ビジネス交流、観光案内、コワーキングスペースなどを組み合わせた施設を展開していた。
那覇バスターミナル店は2018年10月1日に開業したが、2022年6月30日に閉店していた。過去には那覇港ターミナルにも店舗を設けたほか、那覇市の営業許可記録から、台湾発のティーブランド「happylemon(ハッピーレモン)」の店舗運営に関与していたことも確認できる。
那覇バスターミナルに2018年開業 飲食とビジネス交流を融合
OKINAWA PORTALは、那覇市泉崎の那覇バスターミナル複合施設1階に2018年10月1日に開業した。
同施設は一般的なカフェ・バーの営業にとどまらず、観光客、ビジネス関係者、地元住民などが交流できる情報発信拠点として運営されていた。
カフェ・バーではコーヒーや各種飲料、食事を提供。旧公式サイトでは約130種類の飲料を用意していたと紹介しており、昼間のカフェ利用から夜間の飲食需要まで対応していた。
施設内にはWi-Fiや電源を備えたコワーキングスペースも設置。打ち合わせや外出先での仕事、スタートアップ関連の交流イベント、ビジネスマッチング、セミナー、展示会などに利用できる空間を提供していた。
さらに語学レッスンや文化イベント、ポップアップショップにも対応。那覇バスターミナルと沖縄県立図書館が入る複合施設の立地を生かした交流型店舗として展開していた。
那覇港にも出店 happylemon店舗の営業許可にも法人名
同社は那覇バスターミナル店のほか、那覇港ターミナルにも「OKINAWA PORTAL那覇港店」を展開していた。
那覇港店では観光客向けの案内や手荷物預かりなどを提供していたほか、北谷方面へ向かう高速船のチケット販売も案内していた。
また、那覇市が公表した2020年7月の飲食店営業許可資料には、「happylemon 国際通りのれん街店」の営業許可申請者として株式会社OKINAWA PORTALの名称が記載されている。
happylemonは台湾発のティーブランドで、那覇市牧志の国際通りのれん街にも店舗が設けられていた。公的な営業許可記録から、少なくとも当時はOKINAWA PORTALが同店舗の営業主体として関与していたことが分かる。
ただし、この記録は2020年当時のものであり、同社がブランド全体を保有していたことや、その後も継続して店舗を運営していたことを示すものではない。現在のブランド運営主体との関係は確認できていない。
2020年には国の補助金240万円超の交付決定
同社の法人情報には、国の補助金に関する記録も残されている。
政府の法人情報サイト「Gビズインフォ」によると、2020年5月15日付で、内閣府の「令和2年度沖縄情報通信技術利活用推進事業費補助金」240万8,000円の交付決定を受けていた。
この補助金は、同社に対する交付決定として公的記録に掲載されたもの。ただし、実際の支払額や補助事業の実施・精算状況は確認できていない。今回の破産との因果関係も不明である。
バスターミナル店は2022年閉店 破産までの経緯は不明
同社が運営していた那覇バスターミナル店は、2022年6月30日をもって営業を終了した。旧公式サイトには同日付の閉店案内が掲載されており、2018年10月の開業から約3年9カ月で閉店したことになる。
また、同サイトでは那覇港店についても休業中と案内されているが、掲載情報の更新時期が不明であり、最終営業日やその後の運営状況は確認できていない。
運営会社のOKINAWA PORTALは2026年9月28日、那覇地裁から破産手続開始決定を受けた。
負債総額や直近の売上高、事業停止時期、経営破綻に至った詳しい原因は確認できていない。
同社はカフェ・バーの運営に加え、観光サービス、企業交流、語学・文化関連イベントなどを組み合わせた事業を展開していた。2022年の主要店舗閉店から今回の法的整理までの間に、どのような事業を継続していたかについては、今後の確認事項となる。
会社概要
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法人名 |
株式会社OKINAWA PORTAL |
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所在地 |
沖縄県那覇市 |
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主な事業 |
カフェ・バー、観光・交流施設運営 |
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過去の店舗 |
OKINAWA PORTAL那覇バスターミナル店、那覇港店 |
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主要店舗開業 |
2018年10月1日 |
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主要店舗閉店 |
2022年6月30日 |
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破産開始決定 |
2026年9月28日(那覇地裁) |
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法人番号 |
2360001023747 |