岡山県浅口市の半導体洗浄装置メーカー、(株)SENCIA(センシア、法人番号:3260001029225)が、2026年10月19日に岡山地裁から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は令和8年(フ)第337号。破産管財人には片岡靖隆弁護士が選任された。負債総額は確認できていない。
同社は2016年2月に創業。半導体の製造工程で使用される洗浄装置を中心に、設計から部品製作、組立、販売までを手がけていた。ウエハー洗浄装置のほか、搬送設備、薬液供給装置、既存装置の改造・修理などにも対応する専門メーカーだった。
半導体の洗浄工程に特化、設計から装置製作まで展開
SENCIAは2016年2月2日に創業し、資本金300万円で事業を展開していた。主力は半導体洗浄装置の設計・製造・販売・開発で、顧客の仕様に合わせたオーダーメードの装置製作にも対応していた。
同社が取り扱っていたのは、最大12インチの半導体ウエハーに対応する自動・手動洗浄装置、ウエハースピン洗浄装置、ガラス基板搬送洗浄装置、フィルム洗浄装置など。半導体の製造工程で使用する薬液の調合・供給設備や排液ユニット、関連する搬送機構も事業領域としていた。
装置を一から製作するだけでなく、既存設備の改造や改善、修理、移設作業にも対応。中古半導体洗浄装置のリニューアル・販売や、ポンプ、フィルター、継手などの関連部品も取り扱っていた。
同社の会社概要には、岡山県、広島県、京都府、関東地方の半導体洗浄装置メーカーへの販売実績が記載されている。ただし、これらは過去の公表情報であり、破産直前の取引状況を示すものではない。
2023年に事務所移転、洗浄装置の組立事業も推進
同社は2023年6月、浅口市内で事務所を移転した。会社案内には装置製造組立室やクリーンブースなどの設備が紹介され、設計業務に加えて装置の組立・調整に対応する事業体制を整えていたことがうかがえる。
また、公的企業情報には、中小企業庁の第10回事業再構築補助金に関する記録があり、交付申請等の情報として874万4,595円、ステータス「確定」と登録されている。
同補助金の採択事例には、半導体洗浄装置の組立サービスを通じ、設計・部品製作・組立を一貫して提供する事業計画が掲載されている。
ただし、これらの公表情報だけでは、計画の実施状況や投資額、補助金の実際の支払い時期などは確認できない。補助金と今回の破産との因果関係を示す資料も確認されていない。
創業から約10年で破産、負債額や原因は不明
半導体洗浄装置の設計・製造に専門性を持ち、装置製作から保守・改造まで事業を広げていたSENCIAだが、創業から約10年となる2026年10月に破産手続きの開始決定を受けた。
直近の売上高や受注状況、資金繰りの悪化に至った経緯、負債総額などは確認できていない。また、同社の公式サイトには事業内容や製品情報が掲載されているものの、破産開始決定後の営業状況や事業承継の有無は明らかになっていない。
破産債権の届出期間は2026年12月3日まで。財産状況報告集会などの期日は2027年2月4日午前11時となっている。
会社概要
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法人名 |
株式会社SENCIA(センシア) |
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所在地 |
岡山県浅口市 |
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法人番号 |
3260001029225 |
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創業 |
2016年2月2日 |
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資本金 |
300万円 |
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主な事業 |
半導体洗浄装置の設計・製造・販売、関連装置の改造・修理、中古装置販売など |
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法的手続き |
破産手続開始決定(2026年10月19日) |
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裁判所 |
岡山地裁 |
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事件番号 |
令和8年(フ)第337号 |
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負債総額 |
確認できず |