台湾の半導体大手TSMCの9月までの第3四半期の決算は、AI向けの半導体の需要拡大で最終的な利益が過去最高を更新した。
AI・半導体業界の先行きへの不透明感も広がる中、会社は引き続き、需要の拡大が見込まれるとの認識を示した。
半導体の受託生産で世界最大手のTSMCは15日、2026年7月~9月までの3ヶ月間の四半期決算を発表した。
それによると、売上高は前年同期比50.9%増の1兆4900億台湾元(約7.3兆円)、最終利益も68.7%増の約3.7兆億円と、いずれも四半期決算では過去最高を更新した。
AI向けの半導体の販売が引き続き好調だったという。
ただ、売上総利益率は66.4%と、2ナノメートル品の量産立ち上げに伴う負担で前四半期から▲1.3ポイント低下し、市場予想の66.5%にわずかに届かなかった。
同社は、10~12月期=第4四半期について、売上高予想は523億-543億ドル、市場予想の500億ドル強を上回り、総利益率は65-67%、営業利益率は56.5-58.5%を見込んでいる。
AI・半導体業界の先行きへの不透明感も広がる中、魏哲家CEOは「需要は極めて旺盛であり、減速する兆候はまったく見られない」と述べ、今後も需要の拡大が見込まれるとの認識を示した。
また、熊本県の第2工場の計画が順調に進んでいるという考えを示すとともに、アメリカの生産拠点として西部アリゾナ州に加え、新たに南部テキサス州を候補地の1つとして検討していることを明らかにした。
同社は、アップルの半導体製品やNVIDIAのAI半導体を製造しており、AIデータセンターブームに乗り、NVIDIAとともに業績を急伸させている。
TSMC第3四半期の業績 NVIDIAに連動して絶好調 26/9第3四半期