アイコン 「角海老」グループの売春防止法違反について

ファッションヘルス6月9日付「毎日新聞」 は、売春防止法違反 吉原のソープ2店の経営者ら9人、売春防止法違反容疑で逮捕の記事を掲載した。

 

警視庁保安課と浅草署は、業界最大手の角海老グループの2店=いずれも台東区千束4=の経営者ら男女9人を売春防止法違反(場所提供業)容疑で逮捕。逮捕されたのは「角えび本店」経営者の杉浦時江容疑者(72)ら。逮捕容疑は6日、売春の場になることを知りながら、客に個室浴場を使用させたとしている。
今回の逮捕は、日本一の規模と歴史を誇る吉原を取り締まる目的ではなく、新宿と渋谷のソープランド「角えび」がターゲットになっているとされる。警視庁は吉原のソープランドを取り締まりつもりは毛頭ないようだ。新宿は伊勢丹が前にあり、渋谷は西武百貨店・パルコ・東急ハンズなどが直ぐ近くにある。こうした業界からの水面下の圧力に警察当局が動いたものと思われる。

福岡市の中州1丁目は言わずと知れたソープ街である。国体通りを挟んだ中洲2丁目の大通り沿いまでソープランドやファッションヘルスは許可されているが、中洲でもそれ以外の場所は警察から追い立てられ全滅している。福岡では7年前から市内各所に広がっていたファッションヘルスを警察は全滅させてきた。客引きなど少しの違反でもあれば摘発して営業免許取消しという強硬手段をとった。香椎・雑餉隈・六本松等各地にあったファッションヘルスは表向き皆無となってしまった。
その代わり中洲1丁目にはソープランドビルやファッションヘルスビルなど建設され、年末ともなると行列の出る店にビル自体が変身している。またこうした建物を建てても、市場からあぶれた業界人が器を探し、即入居が決まる状態である。福岡市の新規オフィスビルの空室率70%とは比べようもなく、風俗ビルがオープンするときには100%満室である。
福岡県警は、H系風俗店を中洲1丁目に封じ込め作戦を取っているとされており、抗争事件では検挙率が低い福岡県警も風俗店取締りでは、中洲1丁目への封じ込め作戦を完全に成功させているようである。
全国一指定暴力団数が多い福岡県の中核都市福岡市の中洲1丁目には全国のヤクザが集まるほど不況知らずで盛況であるが、福岡県警のこうした動きが全国へ波及しているといえる。
 

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[ 2009年6月16日 ]
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