アイコン 新 糸島市「松本市長」誕生を振り返って⑥

投稿者=糸島市民ケーン

<マスコミ>
 マスコミは、習性として話題化させることを好む。今回の糸島市長選では、民主・社民の佐藤候補 対 自民・公明の松本候補、この戦いの構図を描いて面白く展開させようとした。しかし、残念ながら松本候補が、自民・公明の推薦を辞退したことから、佐藤候補だけが政党選挙の様相を帯びた。

マスコミの一部は政党選挙が崩れ、松本氏は古い政治体質、佐藤氏は糸島市の政治刷新という2極で論じていた。しかし、これまで前原市が抱えてきた政治的背景や問題など調べもせず、一方的にレッテルを貼り付け、見聞きにより論じていたものだけである。松本氏が古い体質の人物なのか、佐藤氏がどうなのか・・・。  
マスコミは、現実、両者自身の実績や問題を論じることはなかった。行政は現実であるが、選挙ではグランドデザインをどう描き、どう進めるかということがいつも争点になる。糸島の夢実現は言葉だけでは前に進まない。それにはマスコミも当然候補者の人物像を知り、報道する必要性があるのではなかろうか。

<最後に>
誰が市長となった場合でも、市民へは市長リコール制度が確立されている。議会からの罷免もある。その監視のため4年に一度の選挙もある。
保守/革新の2極軸は、民主が政権を取ったことから、既に地方では風化したと思う。特に財政、少子高齢化、産業育成・誘致、過疎化などの問題を抱える地方では、市民のための市長を選ぶ、市民が軸中心の選挙でなければならないと思えてならない。
今回の新糸島市の新市長選挙では、松本氏が勇気を持ち、これまで支援してくれた政党を排除して、そうした市民選挙を戦い抜いて勝利した。今後を松本氏に期待するとともに、明日が明るいかどうか、市民として新糸島市を見ていくことにする。
 

[ 2010年3月 4日 ]
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