アイコン 福岡のマンションの歴史と現状③

昨年9月のリーマンショック破綻後は、それまで好景気な輸出産業に支えられた国内経済であっため、輸出企業が急激に不振に陥り、分譲マンションの売れ行きは急激にダウン、不動産デベロッパーやファンドが総崩れ状態となっている。

福岡では、資本力の弱い新興勢力である販売代理業出身のデベロッパーは、サブプライムローン問題から、不動産ミニバブルが弾ける場面で、矢緒企画・インベスト等が破綻に追い込まれ、本バブル処理を先伸ばししていた東峰住宅・九州八重洲産業・アーサーホームなどが金融機関により破綻に追い込まれた。
 
生き残った新興デベロッパーのアームレポ・ファミリー・西武ハウス・ダックス・コーセーアールイーなども、コーセーアールイーやダックスなどを除き販売不振に喘ぎ、金融機関の締め付けも重なり苦戦しているのが実情である。

一方、福岡の老舗のデベロッパーもソロン・ユニカも本バブル等の終戦処理を残し苦戦、新栄住宅も超大型物件アイランドシティの超高層マンションの販売が、サブプライムローンが弾けて竣工したことから販売に苦戦(409戸、残83戸、着工06/6、竣工08/8、42階×3棟連結型)再軌道に乗るのに時間を要している。
 九電工ホームは福岡郊外篠栗のベンタナヒルズの開発に専念しており、現在8号館を販売中であるが、竣工は07年3月と苦戦しているのが実情、その後の開発していない。同ベンタナヒルズは九電村と噂されるほど、九電と一体となった販売活動で過去乗り切っている。
 現在元気に開発を続けているのは、JR九州(MJRシリーズ)と西鉄(サンリヤンシリーズ)の鉄道系と北九州から古くから進出している第一交通産業(パレスシリーズ)だけである。
これらのデベロッパーは本業が日銭を稼ぐ交通事業があり、資金的に余裕を持った展開となっている。それでも・・・・

 

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[ 2009年8月27日 ]
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