作州商事/福岡のマンション業界の現況⑭
前オーナーが亡くなるなどいろいろあった作州商事エイルマンションは、福岡シティ銀行箱崎支店長(現西日本シティ銀行)OBであった樺島氏(当時、専務)が、オーナーの辞任に伴い社長になってから、子会社の不良債権処理も終えたものの、その動きが注目されてきた。しかし、この間金融不動産バブルの崩壊から、開発は否応なしにスピードは押さえられてきた。
九州では、不景気や方針転換などによりマンション供給が大幅に減少(福岡除く)するなか、過剰供給状態からも脱し、大和ハウスやファミリー・新栄住宅などの完成在庫も苦心の販売から大幅に減少、作州商事にとっては満を持しての開発である。
JC-NETで既報のとおり、地場ゼネコンの旭工務店(西日本シティ銀行がメインバンク)へ3物件の見積依頼がかかっていたことは報じていたが、その2棟は熊本での開発のようである。
作州商事は、インベストが建築した糟屋郡粕屋町大字仲原の物件(建築/西松)近隣に大型物件用の不動産を所有しているが、この土地の開発はいつになるのであろうか?
開発物件名称 | 物件所在 | 総戸数 | 竣工予定 | ゼネコン |
60 | 10/10月 | 旭工務店 | ||
72 | 10/9月 | 旭工務店 | ||
エイルマンション城南通り | 鹿児島市甲突町 | 60/119 | 09/12月 | 増田工務店 |
70 | 10/9月 | 増田工務店 | ||
42 | 09/12月 | 東急建設 | ||
9/52 | 09/7月 | 東急建設 | ||
15/50 | 09/5月 | 八州建設 | ||
17/56 | 09/11月 | 八州建設 | ||
56完売 | 09/10月 | さとうベネック | ||
15/36 | 創和建設 | |||
※販売状況は発表されているもののみ表示 |
※ 同社の好調な販売は、先代に鍛えられた営業力と奥様に人気の間取りと仕様にある。
※ 同社の心配は篠栗の案件処理のみである。
[ 2009年9月24日 ]