アイコン 【特版】福岡のデベロッパーの現況

新栄住宅、今期予想と事業計画発表
福岡最大の分譲マンションデベロッパーである新栄住宅(アンピールマンション)は、9月期予想と今後の事業計画を発表した。

それによると、今期売上高は127億円、経常損失2億円。
今後の事業計画は、当JC-NETで既報のとおり、暫く新規分譲マンションの開発は行わない。それに伴い従業員に対して希望退職者を管理業務の子会社も含め現状の半分を募るとしている(現状、計80名⇒40名体制へ)。
具体的には2~3年新規開発は見送るとしており、熊本の旧厚生年金施設跡地の大型物件や赤間・俗明院(筑紫野市)・アイランドシティの2期工事分の所有物件は凍結する。また数年後、分譲マンション開発を再開するとしても、100戸以上の大型物件の開発は行わず、50戸を中心にした開発を行うとし、年間の販売戸数も200戸程度の開発に留めるとしている。
(この方針だと、熊本の厚生年金跡地やアイランドシティ2期用の用地は大規模であり、転売の可能性も残る)
今後は収益物件の買収を進め、既にファンドから入居率の良い賃貸マンションの購入をはかっており、豊富な自己資本をもとに、福岡市の収益物件(あくまで収益実績ビル)を買い漁るとしている。
同社では、これまで頭を痛めていたアイランドシティの物件の目途も立ち、新事業方針を明確にしたものと思われる。事業承継も近いと思われる。
現在、販売中の物件は、板付・箱崎・アイランドシティの3物件だけであり、新規物件の開発は行っていない。

[ 2009年9月14日 ]
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