アイコン ソロン/福岡のマンション業界の現状⑰

平成17年・平成18年と連続して福岡県下の分譲マンション販売戸数№1を誇ったソロンコーポレーション。
ソロンはバブルの影響を受けてはいたものの、以前はエバーライフシリーズで、泣く子も黙るほどの勢いがあった。

メイン銀行の福岡シティ銀行が西日本銀行と合併するのに伴い、過去の不良資産処理を行わせたため、ソロンは本社ビルも売却処分して対応した。その後ソロンは立ち直り、見事上記のように復活を遂げた。
ソロンが、福岡シティ銀行の次にメイン銀行にしたのは親和銀行であった。ソロンが取得した佐世保物件は、親和銀行による西肥自動車の不良債権処理の一環としてソロンが購入したといわれるほど親和銀行と仲が良かった。しかし周知の通り親和銀行が自滅したことにより福岡銀行傘下に入り、取引は一変してしまった。
西武ハウスが現在販売している福岡空港近くの「モントーレ ヴェルキューブシティ福岡空港駅」の敷地も、福岡地所よりソロンが開発予定地として購入、しかし親和銀行に対し福岡銀行がチャチャを入れたため、ソロンは西武ハウスに売却したとされている。ソロンは、その後開発は大幅に縮小され、現在開発及び販売している物件はない。そのため同社のホームページも閉鎖されている、寂しいの一言である。
なお、エバーライフ直方駅前(135戸、平成21年1月竣工)は、ソロンの代表と個人的に関係が深いホライズンディベロップメント㈱が開発した物件である。

[ 2009年9月29日 ]
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